国際保健看護学*

総合人間科学部看護学科4年次(目白)

HNU64800

コース情報

担当教員: 吉野八重

単位数: 2

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 木4, 木5

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 可

評価方法

出席状況

10%

授業参加

10%

リアクションペーパー

10%

レポート

40%

定期試験

定期試験期間中

授業内期末試験

授業期間中

中間試験

授業期間中

小テスト等

その他

プレゼンテーション資料作成,発表 30.0%

30%

詳細情報

概要

グローバリゼーションによる経済,情報,人々の移動の急増により,従来の保健医療のパラダイムでは解決困難な課題が山積している。地球的規模の気候危機や経済格差により,人々の健康に甚大な影響が及んでいる。本科目では国内外の優れたドキュメンタリー映画やビデオの視聴により,世界で現在,起こっている問題の実情を当事者視点から捉え,問題の背景,援助方法に関する理解を深める。授業は教材を用いて,ディスカッション中心としたアクティブ・ラーニング(文献やデータベース検索,グループディスカッションとプレゼンテーション)で行う。また受講者のニーズによって先進国の上級看護実践,世界の健康問題や看護について,包括的かつ多面的に捉え,文化を超えた看護職の共通課題を学ぶ機会も設ける。国際看護に求められる特有の専門性や,コンピテンシーについて学ぶ。 *COILプログラムによりアメリカ,モンゴル国立医科大学,タイ王立コンケン大学,静岡大学看護学部などとの国際遠隔合同講義,ディスカッション,グループワークの計画を企画,調整中である。他大学と履修学生との調整により,COIL授業の実施日や時間などが一部変更となる可能性がある。

目標

1．世界の看護職が共有する看護における問題,優先課題について学ぶ。 2．トピックスに関する映像資料や文献によるインタラクティブな学習によって,理解を深め,問題の原因や背景,解決の糸口,課題について,多面的に学び,自身の考えを述べることが出来る。 3．様々な情報ソース,文献,既存のリソースに触れることにより,将来,実践に役に立つ知識や技術を構築する。

授業外の学習

各講義内で随時,授業に関連した参考文献やウェブサイトの情報を提示するので,リアクションペーパーには自己学習の内容を反映した内容を記載すること。

所要時間: 190分以上

スケジュール

全体オリエンテーション,COILの進め方についてグループワーク(文献検討,ディスカッション) *COILの日時や内容,時差や関係大学との調整により,変更の可能性あり。
開発途上国のリプロダクティブヘルス(代理母,性暴力・虐待) グループワーク,全体ディスカッション (役割分担,文献検索,ディスカッション)
戦争,紛争地の健康(戦時下,紛争下の心身の健康,難民,社会的弱者の経験グループワーク,全体ディスカッション (文献検討,ケーススタディ) )
パンデミック,新型感染症,多剤耐性菌や結核などの感染症に関するトピックスグループワーク,全体ディスカッション (文献検討,ケーススタディ)
難民,在日外国人支援グループワーク,全体ディスカッション (文献検討,ケーススタディ)
開発途上国と先進国の臓器売買,臓器移植,偽薬などグループワーク,全体ディスカッション (文献検討,ケーススタディ)
COIL準備文献検討,プレゼンテーション資料作成
COIL準備文献検討,プレゼンテーション資料作成
COIL準備プレゼンテーション資料作成,リハーサル
COIL準備プレゼンテーション資料作成,リハーサル
COIL国際合同講義,ディスカッション静岡県立大学,モンゴル国立医科大学,米国の大学(ポートランド大学交渉中) *諸大学との再調整中のため,変更の可能性あり。
COIL国際合同講義,ディスカッション(続き) まとめ,フィードバック
薬物依存(アルコール,タバコ,ドラッグ)とハームリダクション, 若年ギャングの更生支援(ファーザーボイル,”Home Boy") ロサンジェルスのホームレスコミュニティに関するドキュメンタリー (Down Towm Women's Center, Mission Rescueなど) 全体ディスカッション
開発途上国の障害児支援(デビッド・ワーナー) 海外の保健医療活動に関するオーディオビジュアル教材の視聴まとめ

教科書

必要に応じて,授業内で提示する。

参考書

書籍情報はありません。