国際感染症学*

総合人間科学部看護学科4年次(目白)

HNU64700

コース情報

担当教員: 足立 拓也

単位数: 2

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 火4, 火5

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

15%

授業参加

20%

リアクションペーパー

15%

レポート

50%

詳細情報

概要

グローバル化に伴い,国境を越える人の移動が日常化した現代では,国内で発生する病気や,日本人だけを相手にして,医療が完結するわけではありません。微生物は目に見えないだけに,感染症の流行(未知の原因であればなおさら)は,人々を不安にさせ,普段は冷静な社会的立場のある人であっても,過剰とも思えるような防衛的,非合理的な反応をしがちです。 しかし,医療の本質は病む人を助けることにあり,これは感染症の流行においても変わることはありません。本講義では,感染症の流行が人々の心理に及ぼす影響,医療従事者が直面する倫理的問題,解決に向けてのアプローチを,ケーススタディーを用いて考察します。 授業は,課題解決型学習(problem-based learning)により行います。学生自身による主体的参加,双方向性の意見交換を歓迎します。

目標

1.感染症の流行が,個人,家族,共同体にもたらす複合的な困難に気づき,誰が当事者で,何が本質的な問題なのか,分析して説明できる。 2.多様な国籍,多様な文化,様々な事情を抱える人々がいることを前提に,多くの人が受け入れることができる解決策を提示できる。 3.代表的な感染症の例を挙げ,克服するための基本的な方法論について,述べることができる。

授業外の学習

授業で検討したテーマについて,各自で持ち帰って理解を深め,学習した内容を次回授業で発表すること。発表内容は,レポートとして提出する。

所要時間: 授業時間外の課題学習(上記)に,1回あたり190分が想定される。

スケジュール

  1. /16 導入/自己紹介 ※以下は予定であり,授業の進捗状況によって変更することがある
  2. /16 講義1:感染症と人類
  3. /23 検討1:感染症克服の歴史
  4. /23 講義2:新型コロナウイルス感染症
  5. /30 検討2:大規模流行を起こす感染症
  6. /30 講義3:HIV/AIDS
  7. /7 検討3:性感染症
  8. /7 講義4:コレラ
  9. /14 検討4:水系感染症
  10. /14 講義5:マラリア
  11. /21 検討5:動物により媒介される感染症
  12. /21 講義6:天然痘,麻疹
  13. /28 検討6:ワクチンで予防可能な感染症
  14. /28 まとめ

教科書

指定なし

    参考書

    書籍情報はありません。

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