地域ヘルス活動

総合人間科学部看護学科4年次(目白)

HNU63600

コース情報

担当教員: 岡本 菜穂子

単位数: 1

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

レポート

20%

その他

実習内容・態度・記録物を総合的に評価を行う。 事前オリエンテーション及び施設オリエンテーション,ワークショップを含む4/5以上の出席をもって評価対象とする。

80%

詳細情報

概要

台東区と荒川区にまたがる山谷地域は,かつての日雇労働者の街から,高齢化により失業した人や,様々な健康課題を抱える人を支える福祉の街へと変貌している。保健医療や福祉の公的私的機関が山谷地域の住民を支える。支援活動への参加,住民達との交流を通じ,この地域の生活・社会環境,健康課題とヘルス活動との関連を理解し,集団・地域の健康課題を分析・解決する基礎能力を養う。また,個々の住民になされる親身で役割分担された健康支援の連携について学び,地域での看護職の役割について考える。 看護学科開講の専門科目として地域における専門職としての基礎知識と実践力を提供する。

目標

1.貧困や疾患などの,山谷地域の特徴を理解し,保健事情に応じた看護の対応力を養う。 2.価値観を尊重したコニュニケーションを通し,生活および健康課題について考えることができる。 3.地域の健康課題に対し展開されているさまざまな生活健康支援活動を通して,解決策を考えることができる。 4.山谷地域の特色を踏まえ保健医療福祉の各施設が連携する意義について理解できる。 5.山谷の地域医療を,無料クリニックのスタッフや受診者,訪問看護等から現状を学び,国際看護との共通点を考えることができる。 6.実習生として,真摯な姿勢で適切な行動ができる。

授業外の学習

事前学習とし,以下の3点について各自で学習を行う。 1.必読図書と課題図書の合わせて2冊を必ず熟読する。課題図書は地域ヘルス活動要項に提示されている山谷地域・路上生活者への支援にかかわる図書から1冊以上選んで読んでおく(図書館リザーブブック利用可能)。 2.実習施設,山谷で支援に関わる施設・団体のホームページ等から地域の特性(歴史,社会経済構造等),及び対象となる人々の特性について調べる。 3.山谷地域・特定集団に関わる既存資料の入手と整理を行う。既存資料は,台東区等のホームページ,保健統計データを検索,必要時は比較のために国勢調査データ等を検索する。 4. PCM(Project Cycle Management)ワークショップに参加し,ツールの理解をしておく。

所要時間: 120分以上

スケジュール

  1. 第1日 施設実習
  2. 第2日 施設実習
  3. 第3日 施設実習
  4. 第4日 施設実習
  5. 第5日 学内実習(全体のまとめを行う)

教科書

リザーブブック利用

  • 人は老いる。その時誰がケアするのか。

    著者: 本田徹

    出版社: 角川学芸出版・2014

参考書

書籍情報はありません。

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