人類・遺伝発生学

総合人間科学部看護学科2年次(目白)

HNU63200

コース情報

担当教員: 井原 千琴

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月1

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

レポート

10%

定期試験

定期試験期間中

60%

小テスト等

10%

詳細情報

概要

遺伝学の進歩を背景に,遺伝学的検査は診療科の枠を超えて医療の様々な場面において臨床応用されるようになってきた。また,新型の出生前検査や米国有名女優の遺伝性乳がん・卵巣がんの遺伝子検査に関する報道など,遺伝子や遺伝子検査といった言葉が日常的に新聞の紙面を賑わす時代にある。これまで患者や家族の間で語られることの多かった遺伝という言葉が,多くの人々にとって,自分のことと関わりを持ち始めているともいえる。加えて,2017年12月から「遺伝看護専門看護師」の認定が開始された。したがって,今後,自分や家族が直面する場面や,看護職として医療現場で遺伝学の知識を求められたり,一般の人々から質問されたりする場面もあるかもしれない。 本講義では,基本的な知識に加え,遺伝学的状況に十分配慮した家族歴の聴取の仕方,疾患の遺伝について患者・家族に問われた際の対応の仕方を学ぶ。さらに遺伝性疾患に直面した人々に関する書籍や患者家族会活動なども紹介し,理解を深めることを目指したい。 講義は基礎的な内容から基本的にレクチャー形式ですすめ,小テストやレポートで復習や発展的な学習を試みる。

目標

人類遺伝・発生学の基本的な知識を体系立てて身につけることができる。 また,遺伝性疾患に直面した人々の状況の理解が深まることを目指したい。

授業外の学習

講義の冒頭で行うミニテストの内容を中心に講義内容を復習すること 講義で紹介する遺伝医療に関する書籍を一冊読み,その内容と意見を12月末までにまとめて提出すること

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 遺伝カウンセリング
  2. 遺伝学的検査
  3. 家族歴聴取の仕方
  4. 解析方法と染色体疾患①
  5. 染色体疾患②
  6. 染色体疾患③
  7. 単一遺伝子疾患
  8. 多因子疾患
  9. 環境・催奇形因子
  10. 出生前診断を考える①
  11. 出生前診断を考える②
  12. 神経・筋疾患
  13. 腫瘍,代謝疾患
  14. 遺伝学的確率の計算

教科書

なし

    参考書

    書籍情報はありません。

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