生と死のケアリング・コロキウム
総合人間科学部 - 看護学科
HNU61200
コース情報
担当教員: 石川 ふみよ
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
レポート
詳細情報
概要
時代や文化を超えたテーマ「生と死」にどのように向き合うかを考えながら,看護の視点から「生命の尊厳」について理解を深め,人と人とのつながりの大切さを探る。人が生まれるというのはどういうことなのか,いつの時点をもって生命の誕生と言えるのか,今ここに存在することの不思議さ,障害のある人や高齢者が地域の一員として生活するということ,死を支える医療とはどのようなものか,などについて,体験の共有により考えを深める。
目標
1.テーマに関する講義や討議から,いのちの尊厳について多面的に考えることができる。 2.「生と死」にかかわる諸事象の根底に流れる人の痛みを,話題提供者やスピーカーとの対話を通して学ぶ。 3.課題図書を通して,自己の人間観・世界観を認識し,生と死・痛みのケアリングを考えることができる。
授業外の学習
予習:授業内でのディスカッションに備え,事前にMoodleに提示された授業資料に目を通し,関連する書籍や論文,ウェブサイト,ドキュメンタリーの視聴などを行っておく。同じ教員が連続して授業を担当する場合は,討議したい疑問や質問を提出する。 復習:授業内で紹介した文献,論文,ウェブサイトを閲覧した上で,リアクションペーパーを作成する。可能な限り,講義担当者が指定している課題図書に目を通す。 【課題】 1.掲示した課題図書を読み,1冊について考えたことをまとめ,12月17日の授業終了後までに提出する。(A4判用紙縦置き,横書き,40字×40行,2~3枚) 2.学生からのメッセージ(12月10日講義) 授業の内容に関連したことを自分なりに調べたり,授業とは直接関係なくても自分が体験したことを発表する。発表希望者は11月26日の授業終了時までに申し出る。
所要時間: 190分
スケジュール
- /1 オリエンテーション(石川) 様々な死と悲嘆(吉野)
- /8 周産期の死別と悲嘆(吉野)
- /15 子どもの生と死のとらえかた(草柳)
- /22 病気をもつ子どもと家族がより良く生きるために(草柳)
- /29 命をつなぐ(石川)
- /5 障害とともに生きる:見えない障害の理解(石川)
- /12 自分らしく生きるを支えるアドバンスケアプランニング(坂井)
- /19 高齢者のエンドオブライフケア(坂井)
- /26 がんとともに生きる:生と死のデザイン(三次)
- /10 学生からのメッセージ
- /17 生きる―喜びと苦しみの共生支援(1)人と環境の相互作用―震災(小高)
- /7 生きる―喜びと苦しみの共生支援(2)生と死へのまなざし:日本人の死生観(小高)
- /14 精神疾患とともに生きる(小高)
- /21 課題図書からのメッセージ
教科書
Moodle上,課題図書を提示する。
参考書
書籍情報はありません。