生と死のケアリング・コロキウム

総合人間科学部 - 看護学科

HNU61200

コース情報

担当教員: 石川 ふみよ

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火3

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

30%

授業参加

10%

リアクションペーパー

20%

レポート

40%

詳細情報

概要

時代や文化を超えたテーマ「生と死」にどのように向き合うかを考えながら,看護の視点から「生命の尊厳」について理解を深め,人と人とのつながりの大切さを探る。人が生まれるというのはどういうことなのか,いつの時点をもって生命の誕生と言えるのか,今ここに存在することの不思議さ,障害のある人や高齢者が地域の一員として生活するということ,死を支える医療とはどのようなものか,などについて,体験の共有により考えを深める。

目標

1.テーマに関する講義や討議から,いのちの尊厳について多面的に考えることができる。 2.「生と死」にかかわる諸事象の根底に流れる人の痛みを,話題提供者やスピーカーとの対話を通して学ぶ。 3.課題図書を通して,自己の人間観・世界観を認識し,生と死・痛みのケアリングを考えることができる。

授業外の学習

予習:授業内でのディスカッションに備え,事前にMoodleに提示された授業資料に目を通し,関連する書籍や論文,ウェブサイト,ドキュメンタリーの視聴などを行っておく。同じ教員が連続して授業を担当する場合は,討議したい疑問や質問を提出する。 復習:授業内で紹介した文献,論文,ウェブサイトを閲覧した上で,リアクションペーパーを作成する。可能な限り,講義担当者が指定している課題図書に目を通す。 【課題】 1.掲示した課題図書を読み,1冊について考えたことをまとめ,12月17日の授業終了後までに提出する。(A4判用紙縦置き,横書き,40字×40行,2~3枚) 2.学生からのメッセージ(12月10日講義) 授業の内容に関連したことを自分なりに調べたり,授業とは直接関係なくても自分が体験したことを発表する。発表希望者は11月26日の授業終了時までに申し出る。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. /1 オリエンテーション(石川) 様々な死と悲嘆(吉野)
  2. /8 周産期の死別と悲嘆(吉野)
  3. /15 子どもの生と死のとらえかた(草柳)
  4. /22 病気をもつ子どもと家族がより良く生きるために(草柳)
  5. /29 命をつなぐ(石川)
  6. /5 障害とともに生きる:見えない障害の理解(石川)
  7. /12 自分らしく生きるを支えるアドバンスケアプランニング(坂井)
  8. /19 高齢者のエンドオブライフケア(坂井)
  9. /26 がんとともに生きる:生と死のデザイン(三次)
  10. /10 学生からのメッセージ
  11. /17 生きる―喜びと苦しみの共生支援(1)人と環境の相互作用―震災(小高)
  12. /7 生きる―喜びと苦しみの共生支援(2)生と死へのまなざし:日本人の死生観(小高)
  13. /14 精神疾患とともに生きる(小高)
  14. /21 課題図書からのメッセージ

教科書

Moodle上,課題図書を提示する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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