異文化理解と医療保健活動

総合人間科学部 - 看護学科

HNU61100

コース情報

担当教員: 吉野 八重

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火2

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

10%

授業参加

10%

リアクションペーパー

30%

レポート

0%

定期試験

定期試験期間中

0%

授業内期末試験

授業期間中

50%

中間試験

授業期間中

0%

小テスト等

0%

その他

リアクションペーパーには,授業の感想のみでなく,授業での学びをもとに関連するウェブサイトや,参考資料等に目を通した上での自己学習成果についても記載すること

0%

詳細情報

概要

生老病死に対する概念や受け止め方や健康行動は,成育環境,経済状況,教育レベルなど社会的な条件に加えて,宗教や慣習などの文化的な影響を強く受けることが知られている。グローバリゼーションによる国境を越えた人の往来,在留外国人,訪日外国人が増加する現在,基本的な語学力やコミュニケーション・スキルに加えて,文化的適応能力(cultural competency)を修得することが医療専門職にも求められるようになってきた。安全で質の高い医療を提供するためには,対象を多面的な視点で捉え,理解することが大切である。この講義では,様々な国,立場で海外での活動経験を有する専門家から,異なる文化に対する偏見や差別に打ち勝ち,尊敬の念を持って公正,公平な医療を実践するために必要な知識,態度について学ぶ。

目標

1.生老病死,健康行動に影響する「文化全般」について,多面的に学び知識を深める。 2.異なる言語,コミュニケーションの形態,態度を持つ人々に対する受容の幅を広げ,異文化適応能力について,学ぶ。 3.在日・訪日外国人を対象にした際,日本人と同様に安全で公平な,心のこもった質の高い医療を提供するために必要な知識,態度を養う。

授業外の学習

講義の関連資料,文献,ウェブサイトを提示するので事前事後に目を通しておくこと, 自己学習の学びを,各講義後に提出するリアクションペーパーに反映させること。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 概論 世界の経済格差と健康格差 (吉野)
  2. 気候危機と健康問題 自然災害,紛争と社会的弱者 (吉野)
  3. ジェンダー,セクシャル&リプロダクティブヘルス世界の母子保健 (吉野)
  4. 世界の母子保健 (吉野)
  5. 社会的弱者と健康 (吉野)
  6. モンゴルにおける母子保健人材の育成, ブラジルJICA母子保健プロジェクトの取り組み (吉野)
  7. アフリカ ケニアのNGOによる保健医療活動~HIV/AIDS (塩尻)
  8. 紛争地域における医療活動 国境なき医師団(MSF)における看護活動 (阿川)
  9. 東南アジア地域における母子保健活動 NPO法人 ピープルズ・ホープ・ジャパンの活動 (藤野)
  10. 【オンライン講義】国際機関における看護職の活動 世界保健機関西太平洋地域事務所(WPRO)での看護専門官の役割 (芝田)
  11. 在日外国人の健康問題 (李)
  12. アフリカ JICAザンビアにおける保健医療活動~結核,HIV/AIDS (座間)
  13. 開発途上国に赴く際の安全,危機管理,まとめ (吉野)
  14. 授業内試験

教科書

ウェブ上で提供されている最新資料,各種データを提供する。また,参考文献,資料は授業時間内に紹介する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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