アドバンス老年看護学実習

総合人間科学部看護学科4年次(目白)

HNU40400

コース情報

担当教員: 坂井 志麻

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

60%

レポート

20%

その他

・授業参加は実習態度を含む実習内容とする。 ・レポートは実習後提出物とする。 ・欠席,遅刻・早退,記録物提出期限遅れは減点の対象とする。

0%

詳細情報

概要

高齢期にある人の加齢に伴う変化と疾病に伴う健康状態の変化に対して,QOLの維持向上をめざした看護実践ができるために,既習の知識や技術を統合して入院治療中の高齢者とその家族に看護ケアを行い,老年看護の専門性を追求する態度を養う。 急性期の病院での臨地実習を行う。

目標

Ⅱ.行動目標・到達目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1. 加齢および疾患などにより生じた健康障害を理解し治療およびその効果を説明できる。 2. 加齢に伴う変化や疾病に伴う健康障害が日常生活に及ぼす影響を説明できる。 3. 高齢者が加齢や疾病に伴う健康状態の変化をどのように捉えているか説明できる。 4. 高齢者の生活歴,生活習慣や生活に対する考え方(価値や信念)を説明できる。 5. 高齢者とその家族の生活ニード(望む生活)を知り,説明できる。 6. 高齢者とその家族の関係を理解し対象の健康障害が家族の生活に及ぼす影響を説明できる。 7. 高齢者の加齢に伴う変化や疾病に伴う健康状態の変化に着目し“持てる力や健康な力”を活用して看護の焦点を明確化できる。 8. 看護の焦点に対して生活ニード(望む生活)を考慮した適切な援助計画が立案できる。 9. 現在の看護の焦点に対して指導を受けながら安全,安楽,倫理性に配慮した援助を実施 できる。 10. 実施した援助を看護目標に合わせて評価できる。 11. 高齢者を尊重した態度で接することができる。 12. 看護実践をとおして自己の老年看護に関する考えを深め述べることができる。 13. 高齢者の治療と生活を支えるための医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の意義と,看護職の役割について説明できる。

授業外の学習

1) 事前学習 (1) 慢性心不全がある患者の看護について,その原因と症状に関連づけて説明しなさい。 (2) 心不全,呼吸不全,腎不全の関連について説明しなさい。 (3) フレイルサイクルについて説明し,急性期治療を必要とする高齢者への予防看護についてフレイルと結びつけて説明しなさい。 (4) せん妄の病態,要因,アセスメントツールについて調べ,急性期治療中にせん妄を発症した高齢患者への具体的な看護ケアについて説明しなさい。 ※引用・参考文献を記載すること。 ※原則として,図表を除いてコピー&ペーストは禁止する。 ※表紙に氏名を記載し,実習初日に実習担当教員へ提出する。 2) 事前技術練習 実習開始までに各自で実習室を予約し,寝たきり状態にあり,全面的な日常生活援助を必要とする患者を想定して,高齢者看護に必要となる以下の看護技術を十分に練習する。看護技術についてはNursing Skills日本版を参考にする。実習室の使用については,『実習室使用ガイド』に従う。技術練習した日時と内容,技術達成目標,自己の振り返りと課題を様式6に記入し,すべてをホチキス止めして実習初日に担当教員へ提出する。 (1) 環境整備 (2) バイタルサインズ測定 (3) 排泄援助技術(オムツ交換・トイレでの排泄援助を必ず含む) (4) 食事援助技術(摂食・嚥下訓練,食事介助を必ず含む) (5) 清潔援助技術(更衣・清拭・手足浴・口腔ケア・爪切り・陰部洗浄を必ず含む) (6) 活動・休息援助技術(体位交換・車椅子の移乗移送・歩行介助・可動域訓練を必ず含む) (7) 廃用症候群を予防する技術(離床援助・褥瘡予防・深部静脈血栓症予防・誤嚥予防を必ず含む) (8) 感染防止の技術(手指衛生を必ず含む) (9) その他自分に必要だと考える看護技術

所要時間: 予習45分・復習90分以上

スケジュール

  1. ・病院・病棟オリエンテーション ・観察,諸記録,対象とのコミュニケーションをとおして情報収集を行う。 ・指導者・受け持ち看護師と共にケアの実施または見学をとおして情報収集する。 ・カンファレンスに参加する。・ 記録を整理し,考察する。
  2. ・観察,諸記録,対象とのコミュニケーションをとおして情報収集を行う。 ・指導者・受け持ち看護師と共にケアの実施または見学をとおして情報収集する。 ・病棟カンファレンス,多職種合同カンファレンス等を見学する。 ・カンファレンスに参加する。・ 記録を整理し,考察する。
  3. 上記同様 ・得られた情報からアセスメントし,対象の健康問題を捉え,看護問題,対象のニーズを抽出する。 ・カンファレンスに参加する。・ 記録を整理し,考察する。
  4. ・情報の整理を行い,データベースを完成させる。 ・患者理解につながる学習を深める。 ・自己評価表に基づいた中間面接
  5. 観察,諸記録,対象とのコミュニケーション,ケアをとおして情報収集する。 ・行動計画に沿って指導者とともに実施し考察する。 ・対象理解を深める。 ・病棟カンファレンス,多職種合同カンファレンス等を見学する。 ・カンファレンスに参加する。・ 記録を整理し,考察する。
  6. 行動計画に従って指導者とともに実施し行った看護を評価をする 自らの看護を振り返り省察する
  7. 行動計画に従って指導者とともに実施し行った看護を評価をする 自らの看護を振り返り省察する
  8. 行動計画に従って指導者とともに実施し行った看護を評価をする 自らの看護を振り返り省察する
  9. 行動計画に従って指導者とともに実施し行った看護を評価をする 自らの看護を振り返り省察する
  10. ・実習報告会に向け,テーマを決めて発表内容をまとめ準備を行う。 ・実習報告会に参加する。 ・自己評価表に基づく面接

教科書

看護の思考過程として「生活機能からみた老年看護過程」を基本に実習をする

    参考書

    書籍情報はありません。

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