老年ヘルスケア

総合人間科学部看護学科3年次(目白)

HNU31700

コース情報

担当教員: 坂井 志麻

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

レポート

30%

定期試験

定期試験期間中

50%

詳細情報

概要

慢性疾患や健康障害を持つ老年期にある人が,その人らしく生活を営むことができるよう支援するために,生活機能の視点からアセスメントし看護を展開する方法を学ぶ。 高齢者の健康障害を引き起こしている病態をとらえ,その上で対象者が望む生活とは何かを重視し,高齢者の価値観を尊重し目標指向型思考で老年看護に必要な援助方法を学ぶ。 また,高齢者とその家族を支えるヘルスケアシステムにおける看護の課題について学ぶ。 事例展開におけるグループワークがあります。 グループワーク,演習には助手が補助に入ります。

目標

老年ヘルスケア 1)慢性疾患や健康障害を持つ老年期にある人を生活者としてとらえる事ができる 2)高齢者に特有の健康障害の病態と生活への影響を述べることができる 3)老年看護を支える理論について説明できる。 4)老年看護実践における倫理的課題について述べることができる。 5)高齢者の価値観を尊重し,生活を重視した視点から看護の方向性を述べることができる。 6)高齢者の暮らしを支える地域包括ケアを説明できる

授業外の学習

提示した課題,事例の看護過程の展開を行う。 授業資料とテキストを用いて,学習内容の準備を行う。 リアクションペーパーの課題を実施し授業内容の復習をする。

所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上

スケジュール

  1. /16 *授業の進捗により授業内容を変更する可能性があります。 生活モデルと目標指向型思考の看護の展開について(坂井) 病態から見たクリティカル・シンキング
  2. /16 生活行動モデルの考え方とデータベース解説(坂井) 事例紹介(事例1)
  3. /23 事例1グループワーク①(坂井,大河原,田中,松岡) ロールプレイによるコミュニケーション
  4. /23 生活ニードの捉え方と看護の焦点(坂井) 高齢者の歩行・移動(転倒・骨折)
  5. /30 事例1グループワーク②(坂井,大河原,田中,松岡) 疾病や加齢変化が生活機能に及ぼすアセスメントの共有
  6. /30 老年看護学における医療と生活を統合したアセスメントと全体像(関連図)(坂井)
  7. /7 事例1グループワーク③(坂井,大河原,田中,松岡) 関連図と看護の焦点
  8. /7 事例1グループワーク④(坂井,大河原,田中,松岡) 関連図と看護の焦点
  9. /14 事例1グループワーク⑤(坂井,大河原,田中,松岡) 看護過程発表
  10. /14 老年期のせん妄とうつ病,認知症高齢者の看護(坂井) 事例紹介(事例2)
  11. /21 高齢者のエンドオブライフケア①(坂井,平山)
  12. /21 高齢者のエンドオブライフケア②(坂井,平山)
  13. /28 高齢者施設における看護(大河原)
  14. /28 摂食嚥下障害と看護(坂井,大河原,田中,松岡)
  15. /4 高齢者の排泄障害と看護①(坂井) 排尿障害
  16. /11 高齢者の排泄障害と看護②(坂井) 排便障害
  17. /18 高齢者のスキンテアと褥瘡予防(坂井)
  18. /25 卓越した老年看護の実践(坂井,三村) 心不全高齢者への看護
  19. /2 高齢者の薬物療法の実際(坂井)
  20. /9 高齢者の保健・医療・福祉制度とケアマネジメント(坂井)
  21. /16 地域包括ケアシステムにおける入退院支援(坂井)
  22. 試験

教科書

授業は教科書を使用します。必ず購入してください。

  • 生活機能から見た老年看護過程 +病態・生活機能関連図 第4版 最新版

    著者: 山田律子(編)荻野悦子,内ヶ島伸也,井出訓

    出版社: 医学書院 2021

  • 最新老年看護学 第4版 最新版

    著者: 三重野英子,曾田信子,深堀浩樹編

    出版社: 日本看護協会出版・2023

参考書

書籍情報はありません。

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