ケアリング論
総合人間科学部看護学科3年次(目白)
HNU31500
コース情報
担当教員: 丹木 博一
単位数: 1
年度: 2024
学期: 1クォーター
曜限: 木1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
リアクションペーパー
28%
レポート
48%
その他
事前課題
24%
詳細情報
概要
人間にとってケアとは何かを問い,ケアが成り立つための条件を考察した上で,看護におけるケアリングの意味を追求する。その上で,どうすれば望ましいケアが可能であるかを,対象者のニーズ,ケアする主体の形成,患者と看護師の相互関係の構築, ケアを成り立たせる力という4つの視点から考察する。授業は,テーマについての講義,ディスカッション,リアクションペーパーの流れで進めていく。
目標
1.人間にとってケアとは何を意味するかを理解できる。 2.人間らしく生きるためのニーズを把握できる。 3.看護におけるケアリングの意味を考察し,その内容を表現できる。 4.患者と看護師の間の望ましい関係とは何か,それはいかにして形成しうるかを考察し,その内容を表現できる。
授業外の学習
事前に指摘した教科書の範囲を読み,ポイントを要約した上で,自身の問題意識を記し,moodleに事前提出する。授業後に,リアクションペーパーを作成し,Moodleに提出する。詳しくは授業初回時に説明する。
所要時間: 190分
スケジュール
- 「人間の条件としてのケア」
- 「ケアの対象としての人間とそのニーズ」
- 「存在としてのケアと行為としてのケア」
- 「セルフケアのケア」
- 「ケアの相互性」
- 「ケア主体の形成」
- 「ケアを成り立たせる場の力」
教科書
教科書としてテキスト1を用いる。事前に購入しておくこと。
いのちの生成とケアリングーケアのケアを考えるー
著者: 丹木博一
出版社: ナカニシヤ出版・2016年
参考書
アクト・オブ・ケアリング―ケアする存在としての人間,
著者: M・シモーヌ・ローチ/鈴木・操・森岡訳
出版社: ゆみる出版・2006年
ケアの本質―生きることの意味
著者: ミルトン・メイヤロフ/田村真・向野宣之訳
出版社: ゆみる出版・1987年
八つの人生の物語━不確かで危険に満ちた時代を道徳的に生きるということ
著者: A.クラインマン
出版社: 誠信書房・2011年