メンタルヘルス看護学実習

総合人間科学部看護学科3年次(目白)

HNU31200

コース情報

担当教員: 小髙 恵実

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

レポート

10%

その他

・その他の実習内容については,実習記録に添付されている評価表の基準に沿って,実習内容及び実習記録によって評価する。 ★出席が4/5以上に満たないものは,単位修得できない。

70%

詳細情報

概要

本科目は,実習科目である。 【目的】 精神疾患を持つ人の健康回復過程における実践的な援助活動を通して,心の問題を抱えている患者及びその家族の理解を深め,看護を実践するために必要な知識・技術・態度を体験的に学習する。

目標

1.精神疾患を持つ人の心と行動を理解する。 2.受け持った患者について,心理的・社会的・生理的側面から統合的にセルフ ケア能力をアセスメントし,日常生活援助を中心とした看護過程が展開でき る。 3.看護ケアを実施する上で,患者―看護師関係における治療的関わりの重要性 を理解する。 (細目標については「メンタルヘルス看護学実習要項」を参照すること。)

授業外の学習

*これまでに習得した精神看護学に関する知識,技術を充分に活用出来るよう準備して おくこと。 *実習内容の詳細については,「メンタルヘルス看護学実習要項」を参照すること。 *事前に実習要項を熟読し,十分に理解した上で,実習に臨むこと。

所要時間: 120分以上

スケジュール

  1. 実習施設:一般財団法人 精神医学研究所 附属 東京武蔵野病院(板橋区) 東京都立 松沢病院(世田谷区) 医療法人社団 薫風会 山田病院(西東京市) 医療法人社団 成仁 成仁病院(足立区) 実習期間:10日間(うち,学内実習2日間)
  2. 実習方法: 1)学生1名につき1名の入院患者を受け持ち,患者-看護師関係を築く。 2)セルフケア理論を基盤とし,患者との関わりを通して,情報収集,看護アセ スメント,看護目標の設定,看護計画の立案,看護援助の実施,看護ケアの 評価,看護計画の修正の一連の過程を展開する。 3)実習を通して自己の感情表出や対人関係の特徴について,またどのように患 者との関係に影響を与えているかについて,プロセスレコードを用いて自己 洞察する。
  3. ・学生自身の人間関係の持ち方や人との関わり方が,患者との関係に大きく影響さ れる分野です。患者の状態を把握しつつ,自分がどう見られているのか,自分の 言動が相手にどう映っているのかを意識しながら行動することが必要です。 ・必要な情報は,カルテの中からだけでは取得できません。患者の日常を観察し, 患者の行動や会話の中に多くの情報があります。直接患者と関わらなければ,介 入の糸口は見つかりません。 ・まずは,患者が“毎日どのように過ごしているのかを知る”ことから始めてみま しょう。 ・病気や症状,治療,人間関係,家族,環境などが“この患者”のセルフケアにどの ように影響を与えているのかを,十分にアセスメントとすることが必要です。 教科書にその答えはありません。

教科書

*講義・演習科目配布資料

  • 系統看護学講座 精神保健福祉

    著者: 末安,吉川,遠藤,小高 他

    出版社: 医学書院,2016

  • 精神看護学Ⅱー臨床で活かすケア

    著者: 萱間真美,野田文隆 監修

    出版社: 南江堂,2015

参考書

生涯発達看護学,メンタルヘルスケアの講義・演習で用いた全資料

  • セルフケア概念と看護実践

    著者: 南裕子,稲岡文昭 監修

    出版社: へるす出版,1996

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