メンタルヘルスケア
総合人間科学部看護学科3年次(目白)
HNU30500
コース情報
担当教員: 小髙 恵実
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: その他
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
定期試験
定期試験期間中
その他
・「その他」は,講義内提示課題(演習) 15% ★出席時間が2/3に満たない場合は,学期末定期試験を受けることはできない。
詳細情報
概要
人の精神機能の発達やこころの健康と予防を通して,ホリスティックな視点から人のこころをみる上で基盤となる知識・理論を学習する。 また精神疾患・精神医療・精神保健福祉・制度等を通してより専門的かつ看護実践において直接活用可能な知識を学習する。 さらに,これら一連の過程を通して,こころの健康と精神疾患を抱えながら生活する人及びその家族に対して,統合的なアセスメントを行いより専門的なケアを提供するための実践的な知識と技術を習得する。
目標
人の精神機能,精神看護において基盤となる理論,精神疾患と治療,精神保健福祉について理解を深めると共に,精神疾患を抱えながら生活する人とその家族への統合的な看護ケアアプローチについて,その知識と技術を学習する。 1)生理学的な視点から人の精神機能・情動機能について説明できる。 2)精神保健福祉に関する法律,実態,看護の役割について説明し,今後の発展について 考え述べることができる。 3)精神看護の基盤となる理論,看護介入について説明できる。 4)生物学的・社会学的・心理学的な側面からセルフケア理論を用いたアセスメント及び 精神科看護ケアの原則について理解する。 5)主な精神疾患を持つ患者について,看護アセスメントとケア計画の立案ができる。
授業外の学習
・前回の講義内容について,配布資料及び該当するテキストの箇所を熟読し,質問があれば準備をしておく。 ・次回の講義テーマについて,該当するテキストの箇所を熟読する。
所要時間: 190分
スケジュール
- /12 精神医療・看護の歴史と変遷(小高)
- 精神保健福祉に関する法律①医療法と診療報酬(小高)
- /19 精神保健福祉に関する法律②精神保健福祉法(小高)
- 精神保健福祉に関する法律③精神保健福祉法(小高)
- /26 精神保健福祉に関する法律④総合支援法(小高)
- 精神保健福祉に関する法律⑤医療観察法(小高)
- /10 精神看護の基盤となる理論①患者—看護師関係,②精神力動論(小高)
- 精神看護の基盤となる理論③オレムーアンダーウッドのセルフケア理論(小高)
- /17 精神看護の基盤となる理論④再構成の理論とコミュニケーション(小高)
- 精神看護の基盤となる理論⑤再構成の方法(演習)(小高)
- /24 精神疾患と看護ケア①統合失調症(アセスメント)(小高)
- 精神疾患と看護ケア②統合失調症(看護介入)(小高)
- /31 精神疾患と看護ケア③感情障害(小高)
- 精神疾患と看護ケア④身体表現性障害,物質関連障害(小高)
- /07 精神疾患と看護ケア⑤人格障害,強迫性障害(小高)
- /14 精神疾患と看護ケア⑥発達障害(小高)
- /21 退院支援〜服薬指導とリハビリテーション〜,リエゾン精神看護(小高)
- /28 統合的精神科看護アセスメント:精神症状のアセスメント,(演習)(小高)
- /02 統合的精神科看護アセスメント:事例を用いた看護過程の展開1 精神症状のアセスメント,セルフケアアセスメント(演習)(小高)
- /12 統合的精神科看護アセスメント:事例を用いた看護過程の展開2 統合的アセスメント:シーケンス・オブ・イベンツ(演習)(小高)
- /19 統合的精神科看護アセスメント:事例を用いた看護過程の展開3 アセスメントに基づいた看護ケアの立案(演習)(小高)
教科書
その他,適宜講義内で提示。
系統看護学講座 別巻 精神保健福祉
著者: 末安民生・吉川隆博・遠藤淑美・小高恵実 編著
出版社: 医学書院,2016 ISBN:
精神看護学Ⅱ 地域・臨床で活かすケア(改訂第3版)
著者: 萱間真美・野田文隆 編集
出版社: 南江堂,2015 ISBN:978-4-524-22782-2
参考書
セルフケア概念と看護実践
著者: 南裕子,稲岡文昭 監修
出版社: へるす出版,1996 ISBN:4-89269-039-2