ウィメンズヘルスケア

総合人間科学部看護学科3年次(目白)

HNU30400

コース情報

担当教員: 島田真理恵

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

レポート

25%

定期試験

定期試験期間中

50%

小テスト等

25%

その他

講義すべての出席が望ましい。以下の状況であるものを期末試験の受験資格ありとする 1．欠席が4回未満であること(20分以上の遅刻は1回の欠席とみなす) 2．各教員が課した課題学習を期日までに提出していること

詳細情報

概要

本科目は3年次科目である。「人間の発達と看護」,「人間の健康と看護」に関する専門的知識を学び,ヒューマンケアリングの実践に向けた基礎力・実践力を培うことを目的とする。疾病治療学Ⅳで学んだ妊娠期～産褥期までの妊産婦の生理的経過および正常からの逸脱した場合の病態の理解をもとに授業を展開する。・妊娠期,分娩期および産褥期の妊産婦への支援について,その基本的知識を学ぶとともに事例を通して理解を深める。・新生児の胎外生活への適応過程や正常からの逸脱の病態について理解を深める。加えて,新生児ケアに係る基本的な知識やケアについて学ぶ。・産褥期の母子の看護過程を展開する。母子がよりよい状態で生活を送っていくことができるよう,その支援を検討する。

目標

１．母性看護学実践に必要な母子保健統計,法律・施策を理解できる。２．周産期の母子の正常経過を説明することができる。３. 周産期各期の妊産婦への支援について説明できる。４．新生児の胎外生活への適応過程およびその適応を支援するケアについて説明できる。５．産褥期の母子に対する看護過程を展開することができる。６．周産期ケアに必要な看護技術を習得できる。

授業外の学習

<予習> 事前に授業内容を確認し,既習事項について教科書および疾病治療学Ⅳの授業資料で復習を行う・また,事前課題があるかをMoodleで確認し,事前課題がある場合には提出期限を守って提出する <復習> 教科書・講義資料およびグループでディスカッションしたことをもとに復習を行う。また,次回講義時に行う小テストの準備や事後課題がある場合には,それに取り組む。事後課題の提出期限を遵守し学習する。

所要時間: 授業時間外の学習のために必要な時間(190分以上)を確保する

スケジュール

月18日Ⅱ島田オリエンテーション/科目の進め方・グループわけ対象の理解/母子保健統計
月25日Ⅱ島田母子保健に係る施策施策の変遷,健やか親子21(第2次),母子保健法
月2日Ⅱ松永妊娠期の看護1 小テスト①の実施(第1・2回講義に関して) 妊婦の健康維持のための栄養管理とセルフケアへの支援妊娠期の生理的変化に伴う不快症状へのセルフケアへの支援
月9日Ⅱ松永妊娠期の看護2 妊婦の生活活動・社会活動とセルフケアへの支援
月16日Ⅱ松永妊娠期の看護3 小テストの実施②(第3・4回講義に関して) 出産と子育ての準備のための看護
５月23日Ⅱ崎山分娩期の看護1 分娩経過の理解と経過に応じた母子の状況のアセスメント
５月30日Ⅱ崎山分娩期の看護2 産婦のニーズに応じたケア
月6日Ⅰ島田・崎山・松永演習:妊娠期分娩期妊婦の観察,産痛緩和,NST検査とその判読,事例アセスメント
月6日Ⅱ島田・崎山・松永演習:妊娠期分娩期2 妊婦の観察,産痛緩和,NST検査とその判読,事例アセスメント
月13日Ⅰ島田新生児の生理小テスト③(第6・7回講義に関して) 新生児の出生直後の胎外生活メカニズム,早期新生児の正常経過
月13日Ⅱ島田早期新生児期のケア１出生後24時間以内のケア
月20日Ⅰ島田早期新生児期のケア2 小テストの実施④(第10・11回講義に関して) 出生後24時間以降から退院に向けたケア早期新生児期のスクリーニング検査,新生児の異常と看護
月20日Ⅱ松永産褥期の看護褥婦のアセスメント,産褥期の復古促進のための看護
６月27日Ⅰ松永母乳育児支援小テストの実施⑤(第12・13回講義に関して) 母子双方の状況を踏まえた母乳育児支援の在り方
月27日Ⅱ島田・松永産褥母子の看護過程の展開事例をもとにした看護過程の展開の考え方
月4日Ⅰ島田・崎山・松永演習:褥婦・新生児１褥婦の観察,新生児の観察,新生児の更衣・抱き方,新生児の清潔法(沐浴),授乳介助
月4日Ⅱ島田・崎山・松永演習:褥婦・新生児２褥婦の観察,新生児の観察,新生児の更衣・抱き方,新生児の清潔法(沐浴),授乳介助
月11日Ⅰ島田・崎山演習褥婦・新生児のケアのための看護過程1 産褥・生後1～2日目の母子の経過のアセスメント
月11日Ⅱ島田・崎山演習褥婦・新生児のケアのための看護過程2 産褥・生後3日目の母子の経過のアセスメント
７月18日Ⅰ島田・崎山演習褥婦・新生児のケアのための看護過程３産後３日目の看護計画の立案
７月18日Ⅱ島田・崎山演習褥婦・新生児のケアのための看護過程４産後3日目の看護計画の評価・修正

教科書

テキストは,２年次に使用したテキスト１,2に加え,看護技術を学ぶために使用するテキスト3が必要である。

母性看護実践の実践

著者: 中込さと子他編

出版社: メディカ出版・2022
概論・リプロダクティブヘルスと看護

著者: 中込さと子他編

出版社: メディカ出版・2022
母性看護技術

著者: 中込さと子他編

出版社: メディカ出版・2024

参考書

書籍情報はありません。