クリティカル・シンキング IIA:看護過程の基礎
総合人間科学部看護学科2年次(目白)
HNU23400
コース情報
担当教員: 塚本 尚子
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
レポート
授業内期末試験
授業期間中
その他
1.レポートは,夏休みの課題(20%)および授業期間中提出のデーターベース(40%)とする。 2.欠席・遅刻は減点とする。出席していても指定された事前課題を遂行していない場合には減点とする。 3.全体の2/3以上の出席をもって,評価対象とする。 4.この演習は,科目担当者の他に基礎看護学領域助手(瀧口庸子,山村岳央他)が指導にあたる。
詳細情報
概要
・クリティカルシンキングを基盤として,看護の問題解決過程である看護過程の意義と基本的要素を教授する。 ・ペーパーペイシェントを素材として,情報収集,アセスメント,看護診断,計画,実施,評価という一連の看護過程のプロセスを学習する。 ・看護学科開講の専門科目として200番レベルに相当する看護の基盤となる知識・技術を提供する。 ・講義と演習を組み合わせながら,学習を進める。演習の回には,毎回,事前課題に基づくグループワーク,ディスカッションを実施する。
目標
1.看護過程の意義と目的が理解できる 2.看護過程の基本的要素について理解することができる ①アセスメント,②看護診断,③計画,④実施,⑤評価 3.事例の情報を用いて,①アセスメント~③計画のプロセスを自分で踏むことができる 4.看護計画で立案した計画の一部をグループで実施し,評価することができる
授業外の学習
【予習】(所要時間:各回150分程度) 1.夏休み前に提示する模擬事例についての学習を事前課題とする。指示された内容についてまとめ,初回授業時に提出すること。原本は授業時に使用するために,必ずコピーをとり提出すること。 2.毎回提示される課題を遂行の上,授業に出席すること。 【復習】(所要時間:各回40分程度) 1.授業,授業内ワークの内容を復習しながら,各回に指定された部分まで看護過程を完成させる。
所要時間: 190分
スケジュール
- /1 看護実践に必要な対象の共感的理解と援助的人間関係(塚本)
- /8 (演習)アセスメント1 ・ゴードンの健康的機能パターンを用いた情報の整理
- /15(演習)アセスメント2 ・症状と病態の関連性の理解
- /22(演習)アセスメント3 ・症状・治療によるせ生活への影響の理解
- /29(演習)アセスメントの実際1 ・アセスメントの書き方 ・アセスメント(ワーク)
- /5(演習)アセスメントの実際2
- /12(演習)アセスメントの実際3
- /19(演習)アセスメントの実際4
- /26(演習)全体像の把握 ・看護診断・優先順位の考え方
- /10(演習)看護計画 ・目標設定と計画
- /17(演習)看護計画 ・具体策,一日の行動計画,手順書の作成(ワーク)
- /7(演習)計画に基づくケアの実施(実習室) 看護計画に基づき,一部分を実習室で実施し,対象の反応をSOAPで記録する
- /14(演習)評価の考え方
- /21 授業内期末試験 まとめ
教科書
テキストは毎回必ず持参すること
基礎看護技術Ⅰ
著者: 松尾ミヨ子他
出版社: メディカ出版
基礎看護技術Ⅱ
著者: 松尾ミヨ子他
出版社: メディカ出版
NANDA-I看護診断 定義と分類
著者: T. ヘザー・ハードマン (編集), 上鶴 重美 (編集)
出版社: 医学書院
参考書
看護の基礎
著者: パトリシア・A・ポッター他(井部俊子監訳)
出版社: エルゼビアジャパン