暴力・虐待防止論

助産学専攻科

HMID6020

コース情報

担当教員: 島田 真理恵

単位数: 1

年度: 2024

学期: 4Q集中

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

レポート

100%

その他

全授業出席を原則とする(欠席は減点対象)。 教員ごとにレポート課題を課す 講義中のディスカッション等の講義参加の状況も評価に含める。

0%

詳細情報

概要

本科目は助産学実践領域の科目である。 助産師は,女性の一生の健康を支えるうえで,女性や子どもに対する暴力の実態,対策,支援に対する知識を持っていることが必要である。本科目は,その基礎知識を培うために設置する。 女性に対する暴力(性暴力・DV)の実態を理解するとともに性暴力,被害者支援の在り方を考究する。さらに子ども虐待のスクリーニングと予防や子ども虐待の対応の実際について学ぶ。 講義を中心とするが,事例を用いたディスカッションなどを行い,学びを深める。

目標

1.女性の性暴力被害,DV被害,児童虐待の我が国の実態について理解する 2.DV防止法,虐待防止法など,被害者を守るための法律の状況を理解する 3.ワンストップ支援センター他地方自治体NPOが被害者支援のために行っている支援の実際について理解する 4.女性の性暴力被害,DV被害への助産師の対応についてその基本的姿勢を理解する 5.カップルの間に起こる暴力の心理的メカニズムについて理解する 6. 乳幼児実際や社会的ハイリスクのスクリーニング,専門職者の連携による支援の実際について理解する

授業外の学習

予習 教員から事前に提示された資料や教科書で授業テーマに該当するページは必ず読んでおく。 復習 課された課題に基づきレポートを作成するとともに,各テーマで学ぶべき到達目標を意識しながら,学びのまとめを行う

所要時間: 授業1回あたりの授業時間外の学習時間は190分以上必要である

スケジュール

  1. ※ 以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更する可能性がある 12/10Ⅰ島田【カップル間における暴力の理解】 DVの統計的実態やそのメカニズム,女性に及ぼす影響およびDV防止法を理解する
  2. /10Ⅱ島田【DVに係る法律とシェルター活動・加害者更生プログラム】 医療職としてのDV被害者支援のあり方を確認する。また,DVへの対応・防止支援としてのシェルター活動や加害者更生プログラムの概要を理解する
  3. /17Ⅱ島田【DV被害と被害女性への助産師の支援の在り方】 DVを受けている女性を産科領域で発見し,被害を少なくするための支援を 行うためには,医療チームとして,また助産師としてどのような支援の原則を知り, 対応するのがよいのかを確認・ディスカッションする。
  4. /7Ⅰ齋藤 【性暴力被害の実際】 性暴力とはどのような暴力なのか,どのようなプロセスで発生するのか,性暴力に直面したときの被害者の心理はどのようか,どのような精神的影響を与えるのかを理解する
  5. /7Ⅱ 齋藤 【性暴力の被害を受けた方への心理支援】 性暴力被害をうけた方への心理支援について,トラウマインフォームドケアの観点を中心に理解する
  6. /14Ⅰ新藤【乳幼児虐待の実態と社会的ハイリスクのアセスメント】 乳幼児虐待の実態を理解する。また,どのように社会的ハイリスのアセスメントをしていくかについて学ぶ。
  7. /14Ⅱ新藤【乳幼児虐待における支援と地域連携】 乳幼児虐待における支援について,地域では専門職者がどのように連携して行っているのかその実際について学ぶ

教科書

島田の講義の際は以下をコピーし,事前に読み,講義に持参する。 授業計画3:助産雑誌(2018)72(5),340-345

  • 助産師基礎教育テキスト第2巻 ウィメンズヘルスケア

    著者: 吉沢豊予子編

    出版社: 日本看護協会出版会,2024

参考書

書籍情報はありません。

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