国際助産学
助産学専攻科
HMID1220
コース情報
担当教員: 小黒 道子
単位数: 1
年度: 2024
学期: 4Q集中
曜限: その他
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
レポート
その他
演習課題「開発途上国の母子の健康を考える」:内容,構成,資料,発表態度,時間について評価を行う。 演習課題および講義終了後のレポート課題は,初回講義で提示する。
詳細情報
概要
グローバルな視点に立ち,文化,社会経済,政治,教育などの現状を視野に入れ,生活や価値観へのより深い理解に立つた助産のアプローチについて理解する。また,国際社会における健康問題,保健。医療システムなどを日本との共通点や相違点から理解を深める。特に発展途上国の医療・保健に影響を与えているさまざまな要因を把握し,社会科学,人間科学的な視点も踏まえた助産師の役割についてグループワークやデイスカツシ∃ンを通して学習する
目標
1)世界の母子の健康問題の背景を社会。経済・文化的側面から理解できる。 2)国際助産に関わる概念を説明できる。 3)国際助産活動に関わる国際機関の役割を理解できる。 4)国際助産活動をジェンダーと開発のあり方から考察できる。 5)在留外国人への助産ケアに関わる概念,理論,資源を理解し,実践への応用を考察できる。
授業外の学習
1.第1回講義:国際助産に関連する概念(SDGs′ MNCAH′ SRHR′ MMR′ U5MR′等)の意味や国際機関の名称(UN′ WHO′ UNFPA′ WB′ ICM等)・役割について情報を得ておく。 2.第2回講義:ミヤンマーについて情報を得ておく。 3.第3回講義:これまで経験した助産実践の場や対象者におけるジェンダーの平等に関係する経験を省察しておく。 4.第4回請義:在日外国人の母子保健に関する情報を収集しておく。 5.第5回講義:健康課題を探求したい開発途上国を,理由と共に明らかにしておく。 6.第6回請義:母子の健康に影響する社会。経済。文化的課題を,助産師として どのように改善につなげることができるか,参考文献等も用いて考察しておく。 7.第7回講義:グループ毎に選択した2か国の分析結果から,当該国に必要な助産ケアを考察したり,分析過程での疑間を抽出しておく。
所要時間: 190分
スケジュール
- 以下は予定であり,授業の進捗状況によリテーマの順番や回数は変更することが ありうる。 1,12,2 イントロダクション 国際助産に関わる理念,概念,動向,機関を理解する。
- ミヤンマーにおける国際協力の実際 東南アジアの後発開発途上国であるミヤンマーでの国際協力の実際を理解し,女性や子どもの健康課題を社会。経済。文化的側面から考察できる。
- ジェンダーの平等と女性のエンパワメントの実現に向けて 世界の女性の健康課題とジェンダーの平等との関連,ジェンダーの平等と女性の工ンパワメントの実現に向けた活動の実際を理解する。
- 在留外国人への助産ケア 在留外国人への助産ケアに関わる概念,理論,資源を理解し,実践への応用を考察する。
- 開発途上国の母子の健康を考える:演習「関心のある国の母子の健康課題を考える」グループワーク① 後発開発途上国の人口統計指標′,社会経済指標,保健指標,女性指標を分析し,当該国における母子の健康課題を改善する方策を検討する。
- 開発途上国の母子の健康を考える:演習「関心のある国の母子の健康課題を考える」グループワーク② グループワークの続きで,発表資料を作成する。
- 開発途上国の母子の健康を考える:演習「関心のある国の母子の健康課題を考える」発表 グループ毎のプレゼンテーシ∃ンおよびディスカッションを行う。
教科書
指定しない
参考書
授業内で提示する