リプロダクティブヘルスサポート論

助産学専攻科

HMID1190

コース情報

担当教員: 島田 真理恵

単位数: 1

年度: 2024

学期: 2クォーター

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

レポート

10%

定期試験

定期試験期間中

70%

その他

全出席を基本とする。その他:グループごとのプレゼン資料作成

20%

詳細情報

概要

本科目は,本専攻科の助産学実践領域の科目である。 女性に寄り添う専門職として,女性とその家族のリプロダクティブヘルス・ライツを支援できる基礎能力を持つことは重要と考え設置する。 具体的には家族計画の歴史と考え方の基本を理解したうえで,受胎調節法の知識を深める。また,不妊の病態生理と治療,および不妊ケアの基本的姿勢について学ぶ。 また,支援のあり方については事例をディスカッションすることによって,学びを深める。

目標

1 リプロダクティブヘルス/ライツの概念,家族計画の歴史とその考え方を説明できる 2 受胎調節法各方法について説明できる 3 不妊の基礎知識を説明できる 4 不妊カップルの支援について以下のことができる 1) 不妊治療やカップルの身体的側面について説明できる 2)不妊治療中のカップルや治療後妊婦への助産ケアについて説明できる 3)不妊女性とその家族の生涯を通じての健康支援について考察できる

授業外の学習

女性の性周期,妊娠のメカニズムは助産師として確実な知識をもつことが必要である。 まず,この知識を確実なものとし,さらに受胎調節各方法や不妊の病態について理解を 深めていくことができるよう,教科書で予習・復習を十分行ってほしい。 教科書の講義該当部分については,必ず読んで,講義を受けること。 事前課題:第2,3回講義前(Moodle参照) 事後課題:第4~7回の不妊看護に関する学びをまとめ,提出する。 (A41,600字1枚程度)提出期限7/28 23:00(Moodle)

所要時間: 授業時間外の学習に必要な時間は190分以上確保する

スケジュール

  1. ※ 以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがある 6月21日 島田 イントロダクション リプロダクティブヘルス/ライツ,プリコンセプションケア 家族計画の歴史とその理念
  2. 月28日 島田 受胎調節法1 各受胎調節法について理解を深める 基礎体温法,コンドーム(事前課題を課す:Mooldle参照)
  3. 月28日 島田 受胎調節法2 近代的受胎調節法:IUD・IUS,低用量ピル 近代的受胎調節法のメカニズム,利点,欠点について確認する また,低用量ピルの服薬指導に必要な基礎的知識を解説する
  4. 月12日 長岡 不妊治療の基礎知識1 不妊の病態生理,不妊検査と治療,生殖補助医療とその応用技術
  5. 月12日 長岡 不妊治療の基礎知識2 不妊とストレス,不妊カップルの心理,不妊を取り巻く社会,不妊治療の今日的課題
  6. 月19日 長岡 不妊カップルへの支援1 不妊治療中のケア,不妊治療後の妊娠と出産
  7. 月19日 長岡 不妊カップルへの支援2 不妊の予防教育,第3者が介在する生殖補助医療

教科書

教科書は講義の際は必ず用意すること

  • 助産師基礎教育テキスト第2巻 女性の健康とケア

    著者: 吉澤豊予子

    出版社: 日本看護協会出版会・2024

参考書

適宜示す

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