周産期技術学
助産学専攻科
HMID1110
コース情報
担当教員: 島田 真理恵
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: その他
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
40%
その他
7/18 分娩介助技術の確認を実施する
60%
詳細情報
概要
本科目で周産期母子に対する助産実践に必要な技術の演習を行う。 このため実習と同様に身なりを整えて臨む。 看護基礎教育で習得した技術の確認をするとともに,分娩介助法や新生児蘇生法(NCPR)など,助産学実習で必要な技術の習得を行う。 演習は学生同士協力のうえ,主体的に実施する。 また,妊産婦および児の状況に応じて技術の実施方法や留意点が異なることを意識しながら実施できるように,事例を用いて行う。
目標
1.看護基礎技術を安全・確実に実施することができる 2.分娩介助や出生直後の新生児のケア(NCPRを含む)に係る技術が習得できる 3.妊産婦や母児の状況に応じた技術実施方法について理解することができる 4.対象支援を実施する際の態度やコミュニケーションの在り方を学ぶことができる
授業外の学習
本演習で習得を目指す技術は,実習において安全に実施できるようになる段階にすることが必要である。 そのためには,授業時間外に個人および学生チームでの練習を必要とし,演習時間数はそれぞれで異なる。演習では実際の状況を設定し,その状況に応じた正確な技術を実施できるようにする。 事前・事後課題はMoodleにて提示する
所要時間: 各演習前後には必ず自己演習が必要である。その時間を各1時間以上確保すること
スケジュール
- /15Ⅳ母性看護技術チェック1 妊婦の観察(妊娠後期),褥婦・新生児の観察,新生児の沐浴
- /15Ⅴ母性看護技術チェック2 妊婦の観察(妊娠後期),褥婦・新生児の観察,新生児の沐浴
- /16Ⅰ看護技術チェック スタンダードプリコーション(手指衛生・防護具の装着)
- /16Ⅱ分娩介助:機器の取り扱い 分娩セット展開の仕方(清潔操作)
- /22Ⅳ 妊婦健康診査 妊娠初期・中期・後期における事例による妊婦健康診査とその支援の試行
- /22Ⅴ 妊婦健康診査 妊娠初期・中期・後期における事例による妊婦健康診査とその支援の試行
- /29Ⅳ妊娠中の健康支援 マタニティエクササイズの実際1 健康運動指導士によるマタニティエクササイズの実際を体験から健康教育での 対象者との関わり方を学ぶ
- /29Ⅴ妊娠中の健康支援 マタニティエクササイズの実際2 同 上
- /13Ⅳ 分娩第1期のケア 分娩時のアセスメント・産痛緩和,自由な姿勢
- /13Ⅴ 分娩第1~2期のケア 分娩室入室~清潔野の作成
- /20Ⅳ分娩介助法1-1 清潔野の作成~児の娩出・胎盤娩出
- /20Ⅴ分娩介助法1-2 清潔野の作成~児の娩出・胎盤娩出
- /28Ⅳ分娩介助法2-1 出生直後の新生児の観察・ケア,早期母子接触・分娩第4期のケア,胎盤の観察
- /28Ⅴ分娩介助法2-2 出生直後の新生児の観察・ケア,早期母子接触・分娩第4期のケア,胎盤の観察
- /3Ⅳ分娩介助法3-1 分娩室入室~第4期のケア
- /3Ⅴ分娩介助法3-2 分娩室入室~第4期のケア
- /4Ⅲ分娩介助法4-1 分娩体位による介助法 側臥位分娩法
- /4Ⅳ分娩介助法4-2 分娩体位による介助法 側臥位分娩法
- /20Ⅲ分娩介助法5 分娩進行中に必要な助産技術 分娩進行中の導尿,人工破膜,努責が必要な事例の誘導法
- /20Ⅳ分娩介助法6-1 状況に応じた分娩介助:事例をもとにしたアセスメント
- /21Ⅴ会陰縫合術,頸部細胞診 会陰縫合術および子宮頸部細胞診の方法と留意点
- /27Ⅲ授乳支援の原則 事例をもとにした授乳支援の実際
- /27Ⅳハイリスク新生児のケア 保育器の準備・使用方法の原則,保育器に収容されている新生児のケア
- /4Ⅰ分娩介助法6-2 状況に応じた分娩介助:事例をもとにしたアセスメント
- /4Ⅱ分娩介助法6-3 状況に応じた分娩介助:事例をもとにしたアセスメント
- /11Ⅲ新生児蘇生法講習1 新生児蘇生法解説
- /11Ⅳ新生児蘇生法講習2 蘇生法の実際 講師によるデモンストレーション,実施
- /11Ⅴ新生児蘇生法講習3 Aコース認定試験の受験
教科書
演習ごとに資料を提示する。妊娠期,分娩期,産褥期,新生児期の各助産診断・技術学で指定したテキストを活用する。
NCPR新生児蘇生法テキスト第4版
著者: 細野茂春
出版社: メジカルビュ-社・2021
参考書
書籍情報はありません。