分娩期助産診断・技術学

助産学専攻科

HMID1070

コース情報

担当教員: 﨑山 貴代

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

20%

レポート

30%

定期試験

定期試験期間中

50%

詳細情報

概要

助産師には分娩期にある母子の安全を守り,女性にとってポジティブな出産体験となるように自立して判断し支援を提供することが求められる。本科目では分娩期における助産診断と助産ケアの立案・実施のための知識と技術に関する学習を行うと共に,事例検討を通して助産過程を展開する基礎的な能力を培う。

目標

・助産師が行う分娩期支援の基本的な考え方を説明できる ・分娩期の母子のアセスメントに必要な知識を理解し説明できる ・分娩期の母子とその家族の身体的,心理・社会的変化と適応状態をアセスメントし,正常経過を促進する支援を立案できる ・分娩経過の正常からの逸脱を予測・判断し,対応について説明できる ・助産過程の展開について理解し,エビデンスやガイドラインを活用しながら事例を用いて助産過程の展開を行うことができる

授業外の学習

事前に講義で学習する内容についてテキストの該当部分で予習を行う。また講義後に復習を行い不明な点を明確にする。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ※以下は予定であり,授業の進捗状況によってテーマごとの回数を変更することがある。 4月15日 分娩の定義・分娩の4要素
  2. 月22日 分娩経過の診断に必要な知識1 分娩が母子に及ぼす影響
  3. 月29日 分娩経過の診断に必要な知識2 分娩4要素のアセスメントの視点
  4. 月13日 分娩経過の診断に必要な知識3 分娩開始・分娩予測・分娩進行の診断
  5. 月20日 分娩経過に伴う診断・アセスメントとケア1 分娩の促進を促すケア・体位の工夫
  6. 月27日 分娩経過に伴う診断・アセスメントとケア2 産痛の発生機序と緩和ケア
  7. 月3日 無痛分娩を行う産婦への支援
  8. 月10日 胎児の進入・回旋の異常とそのケア
  9. 月17日 陣痛の異常と子宮収縮薬投与による陣痛誘発・促進における支援
  10. 月24日 分娩各期の特徴を踏まえたケアの検討
  11. 月1日 各種ガイドラインを踏まえた分娩時ケアの在り方
  12. 月8日 事例学習1 提示した事例を用いて助産過程を展開する。助産診断や立案した計画についてディスカッションする
  13. 月15日 事例学習2 提示した事例を用いて助産過程を展開する。助産診断や立案した計画についてディスカッションする
  14. 月22日事例学習3 提示した事例を用いて助産過程を展開する。助産診断や立案した計画についてディスカッションする

教科書

講義内で参考書を使用する場合がある

  • 助産学講座7 助産診断・技術学Ⅱ 分娩期・産褥期

    著者: 我部山キヨ子/藤井知行

    出版社: 医学書院 / 2021

  • 産婦人科診療ガイドライン産科編2023

    著者: 日本産婦人科学会/日本産婦人科医会編集・監修

    出版社: 日本産婦人科学会/2023

  • 臨床産科学テキスト

    著者: 長谷川潤一

    出版社: MCメディカ出版/2019

参考書

  • WHO推奨ポジティブな出産体験のための分娩期ケア

    著者: 分娩期ケアガイドライン翻訳チーム 訳

    出版社: 医学書院/2021

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