助産学概論

助産学専攻科

HMID1020

コース情報

担当教員: 島田 真理恵

単位数: 1

年度: 2024

学期: 2クォーター

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

レポート

100%

その他

すべての出席を原則とする。各回に課したレポートが評価の中心となるが,授業参加や発言の状況も加味して総合的に評価する。

0%

詳細情報

概要

本科目は,助産学基礎領域の科目である。助産師職能として必要な態度・知識・技術を修得するうえで基盤となる理念および知識について学ぶ。 具体的内容としては,助産師の定義,助産ケアの理念,お産の歴史および文化,助産師と教育,専門職としての自律を保つための役割・責務などである。これらの学びを通して,助産師の役割を理解し,助産師としての自己の課題を明確にしていく。 授業は,資料等をもとに基礎的な知識を確認していくとともに,ディスカッションを行う。

目標

1 助産師とはどのような職能なのかを考えることができる 2 助産ケアの理念についてディスカッションを通じて考察することができる 3 お産と助産の歴史について文献を通して考察することができる 4 日本の助産教育制度と他国との違いから,助産学教育の在り方について検討できる 5 助産師職能として役割を果たすため,職能団体での活動の重要性について気づくことができる 6 助産師としてどのように研鑽をつんでいくとよいか自分の考えを述べることができる

授業外の学習

事業時間外に行うべき,予習(事前課題)と復習(事後課題)は,各講義スケジュールに示しているとおりである。指定された日時に提出できるよう,学習を行っていくこと 提示されている事後課題(A4 1枚)は,木曜日の13:00までにMoodleに提出する。

所要時間: 授業1回あたりの授業時間外の学習時間を190分以上確保する

スケジュール

  1. 月10日【助産師の定義,役割・責務/助産師業務】 日本助産師会「助産師の声明」に提示されている助産師の定義,役割・責務 から助産師はどのような職能なのか,その理解を深める また,WHO,ICMが示す助産師業務と我が国の業務範囲の比較から,我が国の助産師の業務範囲の特性について考察する。 <事後課題> 本日学んだ助産師の役割・責務について,あなたの所感を述べなさい。
  2. 月17日【助産の歴史】 助産の歴史について理解を深める。またその歴史からどのような学びが得られるかを ディスカッションする <事後課題> 本授業の学びと所感を述べなさい。
  3. 月24日【出産文化の多様性に対する理解と助産活動】 出産文化の多様性について理解する。 また,国際活動する際の援助の在り方のついても検討する <事後課題> 本授業の学び,助産師として助産ケアの在り方について考えたことを述べなさい。
  4. 月1日【助産師と倫理・対象援助の在り方を考察する】 専門職であることは倫理的であることを求められる。 実際の活動のなかで,対象への対応をどのようにしていくのがよいのか,考察する <事後課題> 助産師活動をしていくなかで,倫理的に対象への対応をしていくとはどのようなことか,あなたの考えを述べなさい。
  5. 月8日【助産師教育の変遷と現状】 助産師教育がどのように変遷してきたかを概観する。 今後の教育の在り方についても検討する <事後課題> 現在の助産師教育の課題と今後の助産学教育の在り方について,あなたの考えを述べなさい。
  6. 月15日島田【助産師職能団体の活動】 自己の職能団体の活動(学会活動を含む)に参加し,貢献することは,専門職業人の責務である。日本の職能団体の活動の実際を中心に確認し,その役割を理解する。 <事前課題> 2人1組となり,日本看護協会,日本助産師会,日本助産学会,全国助産師教育協議会,助産評価機構のホームページを見て,組織の設立目的や活動等理解したことをパワーポイントを用いてプレゼンテーションできるように準備する(講義終了後に提出) <事後課題> 本授業の学び・所感を述べなさい
  7. 月22日【「助産力」を読む】 「助産力」を読み,学んだこと,感じたことをディスカッションする <事前課題> 「助産力」のなかから,心に残る文章3か所を挙げなさい。また,挙げた理由を簡潔に説明しなさい <事後課題> 本授業での学び・所感を述べなさい。

教科書

テキストは授業の際に持参する(テキスト1)。 第7回講義時はテキスト2を持参する。

  • 新版 助産師業務要覧Ⅰ第4版 基礎編

    著者: 福井トシ子編

    出版社: 日本看護協会出版会,2024

  • 助産力

    著者: 進 純郎,岡本 喜代子

    出版社: 日本助産師会出版・2014

参考書

書籍情報はありません。

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