ヒューマンケアリングと倫理

助産学専攻科

HMID1010

コース情報

担当教員: 竹内 修一

単位数: 1

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 木4

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

10%

リアクションペーパー

20%

レポート

50%

その他

1.授業への積極的参加(出席,授業参画,リアクション・ペーパー)を重視。 2.毎回,出席を取る。 3.毎回,リアクションペーパーを提出。 4.2回以上の欠席は,F。 5.学期末にレポートを要求(2~4の最低基準を満たしていることが条件)。

0%

詳細情報

概要

1.キリスト教ヒューマニズムに基づいたケアの意義と実践についての考察。 2.特に,人間の尊厳,家庭の役割,そして女性の権利尊重などについて,講義とディスカッションを通して検討。

目標

以下の諸点についての理解: 1.助産師として望まれる倫理観とその適応力。 2.本学の建学精神に基づくケアのあり方。 3.第一部 ヒューマンケアリング: ①「For Others, With Others」の理解。 ②その根源にある聖書における人間観。 4.第二部 倫理 ①いのちの尊厳とその根拠。 ②具体的諸問題への対し方。

授業外の学習

1.次回授業の参考文献・資料を読み,授業に参加。 2.授業後,リアクション・ペーパーにおいて授業を振り返り,自らの考察・疑問点等をまとめる。 3.併せて,2~3時間程度が期待される。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション ※以下は予定であり,授業の進捗状況により,各テーマの回数は変更することがありうる。 上智大学の建学の精神―For Others, With Others
  2. キリスト教的人間観
  3. いのちの視座
  4. 食といのち
  5. ケアリングの育み
  6. いのちの始まりに関する諸問題(出生前診断,人工妊娠中絶)
  7. いのちの終わりに関する諸問題(脳死・臓器移植,尊厳死・安楽死)

教科書

授業開講前に用意しておくこと。

  • いのちと性の物語——人格的存在としての人間の倫理—— *Kindle版(電子書籍)あり

    著者: 竹内 修一

    出版社: 春秋社,2023年

参考書

聖書

  • キリスト教からみた生命と死の医療倫理

    著者: 浜口吉隆

    出版社: 東信堂・2001年

  • アクト・オブ・ケアリング

    著者: シスター・M・シモーヌ・ローチ

    出版社: ゆみる出版・2007年

  • ケアの本質――生きることの意味

    著者: ミルトン・メイヤロフ著,田村真・向野宣之訳

    出版社: ゆみる出版・2011年

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