憲法(基礎)

文学部 - 新聞学科

HJN70000

コース情報

担当教員: 村上 玲

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

40%

レポート

60%

その他

評価基準の詳細については,初回授業に説明を行います。このため,本授業を履修予定の学生は必ず初回授業に出席してください。

0%

詳細情報

概要

まず,日本国憲法に関する基礎的知識を習得してもらいます。この基礎的知識をもとに,基本的人権のなかの表現の自由に焦点を当て,当該自由の観点から様々な社会問題について考えてもらいます。 授業では,講義をメインに授業進行に沿って,適宜グループディスカッションを行うことがあります。講義ではテキストの予習範囲の確認と補足を行い,グループディスカッションでは事例について3~6人程度を一組としてディスカッションを行ってもらう予定です。 そして,講義やグループディスカッションで得られた知見等を基に,授業で取り上げた例に関する小テストや小レポートを毎回課す予定です。 憲法および表現の自由に関心のある学生の受講を期待します。

目標

憲法に関する基礎的知識を獲得する。次に,習得した知識をもとに,表現の自由にまつわる社会問題や時事問題に関し,論理的・説得的に述べられるようになる。さらに,一つの事例を検討する際,様々な視点から思考し,自己の見解を導き出せるようになる。 これらの能力の獲得を授業目標とする。

授業外の学習

事前学習として,単元に関するテキスト該当箇所を読了し,その内容を理解・整理する。事後学習として,当該単元に関する関連資料・文献を収集・読解し,課題である小レポート及び,期末レポートを作成する。

所要時間: 予習・復習合計190分以上

スケジュール

  1. ガイダンス 憲法とは何か
  2. 統治機構の仕組み1 国会について
  3. 統治機構の仕組み2 内閣について
  4. 統治機構の仕組み3 裁判所について
  5. 人権保障の仕組み
  6. 表現の自由とはどんな権利か? 表現の自由の内容
  7. 表現の自由とはどんな権利か? 表現の自由の限界
  8. 表現の自由と平等
  9. 表現の自由とその他の精神的自由(思想・信条の自由,信教の自由,学問の自由)
  10. 表現の自由と経済的自由
  11. 表現の自由と社会権
  12. 表現の自由と適正手続きの保障
  13. 表現の自由と包括的人権
  14. まとめとレポート

教科書

満遍なく説明がされており,授業を補足するものとして有用ですが,必携ではありません。ただ,グループディスカッションをする際の情報の手助けになりますし,期末レポートを執筆する際の参考資料になると思われます。 また,本書以外の憲法の教科書でも構いません。ただ,古いものは新しい判例に対応できていない可能性があるので,発行年の新しいものを選んでください。

  • ベーシックテキスト憲法〔第4版〕

    著者: 君塚正臣ほか

    出版社: 法律文化社 2023

参考書

必携ではありませんし,当該参考書がなくても受講に支障はありませんが,メディア法に関する様々なトピックが説明されており有用です。本講義では表現の自由と他の権利・自由の競合という観点から事例を検討します。その際に当該参考書があると,メディア法関連について指定教科書よりも詳しく説明がなされており,理解や思考の手助けになると思われます。特に6回目以降の授業であると便利かもしれません。

  • よくわかるメディア法[第2版]

    著者: 鈴木秀美ほか

    出版社: ミネルヴァ書房 2019

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