メディアと文化IVa(大衆文化論)
文学部 - 新聞学科
HJN68100
コース情報
担当教員: 柴野 京子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木1
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
レポート
その他
出席とリアクションペーパーで30%,フォーラム参加で30%,テーマ投稿で30%,ブックレポートで10%。ただし担当のテーマ投稿がない場合,ディスカッション回に出席しない場合は評価対象外とする。フォーラム活性化への積極的な貢献,提示する参考文献の精読にもとづく投稿等は加点対象,単なる印象批評や安直な引用投稿は減点対象となる。
詳細情報
概要
大衆文化,ポピュラーカルチャーをメディアと関連づけながら,先行研究の検討を通じてアカデミックにとらえる眼と方法論を学ぶ。 授業は対面および,Moodle(アクションペーパー,フォーラム)を用いて行う。3つのテーマに沿って講義とディスカッションを組み合わせる。受講者は,リアクションペーパー,掲示板による議論への参加,あらかじめエントリーしたテーマでの中心的な討議(掲示板での問題提起・発表)が義務づけられる。 ①受講開始時に3つのテーマから1つを決めてエントリーする ②講義3~4回を受け,Moodleにリアクションペーパーを提出する。 ③(②と並行して)フォーラムへのトピック投稿・ディスカッションを実施 ・テーマ担当者:講義の内容を発展させるような議論や素材をMoodleのフォーラムに投稿(レポート相当) ・受講者全員:意見やヒントを自由にトピックに書き込んでツリーを育てる ⑤ライブ総括:テーマ担当者がフォーラム上で行われたディスカッションをまとめて報告,全員で議論する (②~⑤くりかえし)
目標
ポピュラーカルチャーを対象に「問い」をたて,ふさわしい方法論を提示することができる。
授業外の学習
毎回のリアクションペーパーを,Moodleから期限内に提出する。(60分×14) ディスカッションのために担当テーマを検討し,フォーラムに問題提起を行う。 (800分) 担当の如何にかかわらずフォーラムでのディスカッションに参加する。(80分×3) ブックリストに基づく関連書籍の精読(学期末にブックレポートを課す) (400分)
所要時間: 190
スケジュール
- ガイダンスとオリエンテーション 文化・大衆・メディア
- ユースカルチャー(1)ハマータウンの野郎ども
- ユースカルチャー(2)暴走族とロックンロール
- ユースカルチャー(3)郊外化と少女たち
- ユースカルチャー(4)ディスカッション
- マンガ(1)マンガ論の地理をあるく
- マンガ(2)マンガ表現論の地平
- マンガ(3)マンガの生産システムと産業
- マンガ(4)コミックマーケットと読者の実践
- マンガ(5)ディスカッション
- 大衆芸能(1)限界芸術としての漫才/モダン漫才
- 大衆芸能(2)現代のお笑いと空間
- 大衆芸能(3)戦後日本のTVバラエティショーと進駐軍文化
- 大衆芸能(4)ディスカッション
教科書
文献リストをMoodleに掲出する
参考書
佐藤健二・吉見俊哉編『文化の社会学』有斐閣アルマ,2007
『メディア文化を読み解く技法』
著者: 阿部潔・難波功士編
出版社: 世界思想社,2004
『実践 ポピュラー文化を学ぶ人のために』
著者: 渡辺潤・伊藤明己編
出版社: 世界思想社,2005