メディアと社会IVa(PR論)
文学部 - 新聞学科
HJN67300
コース情報
担当教員: 国枝 智樹
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
リアクションペーパー
10%
レポート
60%
中間試験
授業期間中
20%
詳細情報
概要
広報・PR(パブリック・リレーションズ)とは政府や企業によるコミュニケーションやその体系,プロセスである。政府や企業はマスメディアでニュースとして取り上げてもらったり,ソーシャルメディアで発信したりすることで,政策や新商品の周知徹底,組織のイメージの改善,優秀な人材の獲得を試みている。広報・PRは社会に対して多大な影響を与えることもある一方,その存在は広告に比べて認識・理解されにくい領域だとされている。 本講義では広報・PRの基礎概念を学び,事例の分析やディスカッション,広報・PR戦略の立案をすることで,広報・PRの考え方や分析力,応用力を身につける。
目標
本講義を通して学生は以下のことができるようになる。 - 広報・PRの基礎概念を説明する - 広報・PRの事例を収集し,基礎概念を用いて分析できるようになる。 - 広報・PRの基礎的な戦略を立案できるようになる。
授業外の学習
講義の予習としてテキストを読むことが,復習として講義の振り返りや課題に取り組むことが求められる。
所要時間: 190分
スケジュール
- ガイダンス:広報・PRとは
- 広報の歴史:一方的で悪質なプロパガンダから双方向的で責任のある広報へ?
- ステークホルダー:利害関係者,関係構築,サステナビリティ
- レピュテーション:イメージ,ブランド,評価,信頼回復
- 戦略立案:調査,計画,実施,評価のRPIEモデル
- メディア・リレーションズ1:報道機関,インフルエンサー等との関係構築
- メディア・リレーションズ2:ニュースとPRの関係分析
- 中間テスト,フィードバック
- インターネットとPR:ソーシャルメディア,インフルエンサー,ネット炎上
- マーケティングPR1:消費者行動,ナラティブ,メディア・イベント
- マーケティングPR2:オンラインマーケティングPRの事例分析
- インターナル・リレーションズ:組織の文化,一体感,改革
- 戦略立案ワークショップ
- 戦略発表
教科書
テキストを使用します。
広報・PR論 -- パブリック・リレーションズの理論と実際 改訂版
著者: 関谷直也他
出版社: 有斐閣・2022
参考書
広報・PR概説: PRプランナー資格認定制度1次試験対応テキスト
著者: 日本パブリックリレーションズ協会
出版社: 同友館,2023
アージェンティのコーポレート・コミュニケーション
著者: ポール・A・アージェンティ
出版社: 東急エージェンシー・2019
月刊『広報会議』
著者: 宣伝会議