メディアと社会IIIa(広告論)

コース情報

評価方法

詳細情報

スケジュール

1. 広告とは何か 広告とは何かを関連活動(宣伝,プロパガンダ,広報,ＰＲ,パブリックリレーションズ,販売促進,セールスプロモーション,イベントなど)との関係とともに概説する。
2. マーケティング計画と広告 広告はマーケティング活動の重要な一部分である。マーケティング活動のなかで広告がどのような役割を期待されているかを概説する。
3. マーケティングコミュニケーションと広告の組織 広告活動は広告主,広告会社,広告制作会社,媒体社などさまざまな組織と担当者によって担われている。広告業務の流れとそれに関連する組織の機能と役割を概説する。
4. 広告計画の立案 広告計画立案の第一歩として,そのために必要な情報の種類とその収集方法を概説する。 また,次回授業の準備として,履修者は,広告戦略の読み取り課題に取り組む。
5. 広告戦略の立案 広告戦略とは何か,どのような要素から出来ているのか,どのようなフレームワークを活用するかを概説する。履修者は,広告戦略の読み取り課題に取り組む。
6. 広告予算の決定 広告戦略立案では,適切な投資額を定めることが重要である。投資額設定方法を概説する。引き続き,履修者は,広告戦略の読み取り課題に取り組む。
7. 広告コミュニケーション過程と広告効果 広告には認知を高めたり,ブランドイメージを醸成したりするなどさまざまな効果がある。広告にはどのような効果があるのか,いかなるメカニズムで生じるのか。受け手の社会心理的機序を概説する。
8. 表現計画 広告表現には実証的なものや奇抜なものなどさまざまなものがある。広告表現戦略の類型や表現制作過程を概説する。履修者は,広告表現戦略立案課題に取り組む。
9. 媒体計画 広告表現は媒体(メディア)によって消費者に届けられる。主な媒体種類とその特徴,媒体計画立案手順,媒体の選択方法の原理を概説する。
10. デジタル広告 近年急速に発展しているデジタル広告の歴史,発展の理念,最新状況を概説する。その際,テレビや新聞など伝統的広告方法との共通点や相違点に言及する。
11. 戦略的ブランドコミュニケーション ブランドは企業の無形資産であり,その構築や時には毀損には広告活動が密接に関連する。ブランドコミュニケーションの立案方法と広告の役割を概説する。
12. 広告効果測定 広告マネジメントのためには,広告実施に対応して,効果を測定し,次の施策につなげることが重要である。さまざまな効果測定方法と効果把握の難しさを概説する。
13. 広告関連の法規と規制 新しい技術や手法,問題に対応して,公正で自由な経済活動のための広告関連法規や規制,ガイドラインが整備,改訂されている。その理念と全体像を概説する。
14. 新しいコミュニケーション手法群 近年,広告に隣接するさまざまなコミュニケーション手法群が発展してきた。スポンサーシップ,ブランドプレースメント,ＷＯＭマーケティング,コンテンツマーケティングなどである。これら新手法の特徴と発展の原因を概説する。