メディアと社会Ia(表現の自由と人権)
文学部 - 新聞学科
HJN66700
コース情報
担当教員: 村上 玲
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
30%
レポート
70%
その他
授業内で課す小レポート等を授業参加点として計算します。詳細は初回授業で詳しく説明しますので,本授業の履修を望む者は初回授業に参加してください。
0%
詳細情報
概要
本講義ではメディアを取り巻く法環境と人権保障の現状を主軸に,①情報化社会において問題となる表現の自由と通信の秘密を軸に,権利保障・権利侵害についてどういった状況が存在しているのか,②メディアを取り巻く法環境として,現行の法制度がどのようになっているのか,を学びます。 授業では講義が中心ですが,適宜グループディスカッションを行う予定です。
目標
①表現の自由や通信の秘密について理解する。 ②現代メディアが置かれている法制度について理解する。 ③①・②で身に着けた知識を基に,具体的事例について,主体的に考え,対応策を検討できるようになる。
授業外の学習
①事前学習として,教科書の該当・関連範囲について読了し,内容を理解・整理してもらいます。 ②事後学習として,知識の定着を図るために,再度教科書の該当・関連範囲を読了し,授業での説明を基に自分なりの説明を加えてノートにまとめる。そして,関連判例や,事例・制度等を調べつつ,事後課題に取り組む。
所要時間: 授業1回あたり190分以上
スケジュール
- 人権保障の概要 現代日本における基本的人権を中心とした人権保障の現状について概観します
- 表現の自由とは何か(1) 表現の自由に関する理論の展開と表現の自由から派生する報道の自由等の各種人権に関して,表現の自由を中心に概観します⇒テキスト5章,1章の2
- 表現の自由とは何か(2) 表現の自由に関する理論の展開と表現の自由から派生する報道の自由等の各種人権に関して,報道の自由を中心に概観します⇒テキスト8章
- 表現の自由とは何か(3) 表現の自由に関する理論の展開と表現の自由から派生する報道の自由等の各種人権に関して,放送の自由と通信の秘密を中心に概観します⇒テキスト10章
- 情報をめぐる現状(1) 表現の自由等が置かれている現状について概観します⇒テキスト1章・2章 データの流通に関して
- 情報をめぐる現状(2) 表現の自由等が置かれている現状について概観します⇒テキスト3章・12章 情報公開法と個人情報保護法について
- 情報をめぐる現状(3) 表現の自由等が置かれている現状について概観します⇒テキスト4章 情報流通規制の手段の多様化について
- 名誉毀損とプライバシー侵害⇒テキスト6章
- 表現活動と「場」の規制⇒テキスト7章
- 報道機関の編集権と内部的自由⇒テキスト9章
- 情報法とプラットフォーム⇒テキスト11章
- 知的財産法と情報の自由⇒テキスト13章
- 違法・有害情報とプラットフォーム⇒テキスト14章
- まとめと振り返り 期末レポートに関する事前説明
教科書
授業では教科書に沿って教科書内容を補足しながら解説していきます。必携ではありませんが,あると学習が捗ると思われます。
英―ディングメディア法・情報法
著者: 水谷瑛嗣郎
出版社: 法律文化社 2022
参考書
書籍情報はありません。