外国ジャーナリズムIIb

文学部 - 新聞学科

HJN53300

コース情報

担当教員: 阿部 るり

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

15%

授業参加

10%

リアクションペーパー

30%

レポート

35%

小テスト等

10%

詳細情報

概要

本講義では西ヨーロッパの社会を「多文化とメディア」という視点から考察する。ヨーロッパの国々にはさまざまな国から移民,難民が居住しており,かれらとの「共生」が今日の重要な課題となっている。特に近年では,ヨーロッパの多文化的状況は,シリアやパレスチナの情勢などをはじめとするヨーロッパ外の世界情勢にも直結している。そうした社会状況のなかで,メディアは多様性の構築や実践にどのようにかかわることができるのか。またどのような問題や課題を有しているのか。こうした問題意識から,カルチュラル・スタディーズにおける人種,エスニシティ研究を検討したうえで,イスラーム,ジェンダー,レイシズムの視点から,具体的な事例を取り上げながら考えていきたい。 授業について: 授業内では,グループによる報告,グループワーク,ディスカッションを行う予定です。 英文の記事や資料を用いたレポート作成の課題があります。

目標

多文化社会におけるメディアの役割,問題点などをヨーロッパにおける具体的な事例から理解すること。

授業外の学習

指示された文献,資料(英文含む)を読むこと。報告やディスカッションの準備等。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ヨーロッパの多文化社会と移民,難民(1)
  2. ヨーロッパの多文化社会と移民,難民(2)
  3. 映画で考える多文化社会,移民の現在(1)
  4. 映画で考える多文化社会,移民の現在(2)
  5. メディアと多文化社会に関する理論的検討(1)
  6. メディアと多文化社会に関する理論的検討(2)
  7. イスラーモフォビアとメディア(1)
  8. イスラーモフォビアとメディア(2)
  9. イスラーモフォビアとメディア(3)
  10. ヨーロッパにおけるムスリム女性とメディア(1)
  11. ヨーロッパにおけるムスリム女性とメディア(2)
  12. ヨーロッパにおける「遠隔地ナショナリズム」とディアスポラ・コミュニティ(1)
  13. ヨーロッパにおける「遠隔地ナショナリズム」とディアスポラ・コミュニティ(2)
  14. まとめ

教科書

授業内で指示する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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