出版論II
文学部 - 新聞学科
HJN52700
コース情報
担当教員: 柴野 京子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
授業参加
10%
リアクションペーパー
20%
レポート
10%
授業内期末試験
授業期間中
50%
その他
出席・授業参加・リアクションペーパーは同義。中間レポートを予定。リアクションペーパーの提出が不充分な場合は,期末試験を評価の対象としない。
0%
詳細情報
概要
メディア史を学ぶことは,現代を知ることである。 私たちが知る日本の出版や本のすがたは,「近代」という経験の中から,さまざまな要素の重なり合いによって成立している。この授業では,時間的な流れに沿いつつも毎回トピックをたてて,近代出版の諸問題を議論していく。後半では古典的なメディア論の理論から,学問として出版を位置づける方法論に言及する。 受講者は毎回リアクションペーパーを提出のこと。 必須ではないが,出版論Ⅰを受講していることがのぞましい。順番と内容は若干変更する可能性がある。
目標
出版,あるいは読書,本にかかわる任意のトピックについて,歴史的・理論的な背景から説明できる。
授業外の学習
リアクションペーパーおよび講義内容の発展的復習(毎回180分) 授業で提示する参考文献は「おまけ」ではなく,重要なヒントである。 中間レポート(140分)
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- 明治初期の読者と出版
- 近代出版の成立―博文館の時代
- 震災と出版
- 赤本の近代
- 出版大衆化と円本ブーム
- ペーパーバックという書物 岩波文庫,レクラム文庫,ペンギン・ブックス
- 書棚と平台 購書空間の変容
- 戦時下の出版新体制(1)出版統制の諸相
- 戦時下の出版新体制(2)近代出版構造の連続性
- 占領期の出版・図書館政策
- 出版研究の理論と展望(1)
- 出版研究の理論と展望(2)
- まとめ
教科書
テキストのほかに,随時レジュメを配布する。
『書物の環境論』現代社会学ライブラリー4 (出版論Ⅰと共通)
著者: 柴野京子
出版社: 弘文堂,2012
参考書
書籍情報はありません。