出版論I
文学部 - 新聞学科
HJN52600
コース情報
担当教員: 柴野 京子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
授業参加
10%
リアクションペーパー
20%
レポート
10%
授業内期末試験
授業期間中
50%
その他
出席・授業参加・リアクションペーパーは同義。中間レポートを予定。リアクションペーパーの提出が不充分な場合は,期末試験を評価の対象としない。
0%
詳細情報
概要
本や出版は,デジタル化による大きな転換期を迎えている。それは同時に,社会の中で人が書物とどのように接してきたのかを改めて考え直す契機でもある。この授業では,出版産業の基本的な構造を理解するとともに,新たな状況へのたしかな視点をもつことを目標にする。内容と取り上げるトピックは,動向に応じて多少変更の可能性がある。 受講者は毎回のリアクションペーパーの提出,中間課題である書店・図書館の視察レポートが求められる。
目標
①日本の出版産業構造と構成を説明できる。 ②出版,本に関するトピックから,近視眼的でない議論を展開することができる。
授業外の学習
教科書,提示する参考文献による予習・復習。 可能な範囲で書店,図書館を利用し,多様なな出版物に触れる。
所要時間: 190
スケジュール
- オンライン授業のオリエンテーション(授業の進め方) イントロダクション 出版を考えるということ
- 出版産業の構造(1)しくみと特徴
- 出版産業の構造(2)出版社の概要
- 出版産業の構造(3)取次システムと委託・再販制度
- インターネット,デジタル時代の出版(1)インターネット書店
- インターネット,デジタル時代の出版(2)電子出版とは
- インターネット,デジタル時代の出版(3)電子出版の制度と課題
- インターネット,デジタル時代の出版(4)グーグルとアーカイブ
- インターネット,デジタル時代の出版(5)出版のデジタル化と大学
- 地域ネットワークと出版(1)公共図書館をめぐる状況
- 地域ネットワークと出版(1)図書館と出版界
- 地域ネットワークと出版(1)地域の中の書店(ゲスト講師を予定)
- 新たな「出版」に向けて
- まとめ
教科書
毎回資料を配布するほか,参考文献はその都度紹介する。
『書物の環境論』現代社会学ライブラリー4 (出版論Ⅰ,Ⅱ共通)
著者: 柴野京子
出版社: 弘文堂,2012