人間行動とマス・メディアII
文学部 - 新聞学科
HJN31000
コース情報
担当教員: 渡邊 久哲
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
35%
リアクションペーパー
30%
授業内期末試験
授業期間中
35%
詳細情報
概要
マス・メディアや各種メディアからの情報に接するときの人間の行動特性について,最新の認知心理学等の知見を用いて概観する。とくに情報環境の急激な変化が,私たちのコミュニケーション行動にどのような影響を与えているのかについて,実証的研究の裏付けのある理論の枠組みの中で考える訓練をする。原則として受講者は「人間行動とマスメディアⅠ」を受講済みであること。
目標
マス・コミュニケーションへの接触や各種メディア利用における人間のさまざまな態度・行動について,認知心理学や社会心理学などの知見を用いて説明・議論ができるだけの力をつけることを目標とする。
授業外の学習
参考文献をその都度指定するので,熟読すること。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション~マスメディアとは何か
- 人間の情報処理研究へのアプローチ~プライミング・スキーマ・ステレオタイプ
- 同調・態度変容・説得コミュニケーションとメディア
- 服従の理論と権威主義的パーソナリティ
- ステレオタイプとメディア
- 流言とメディア
- 流行現象とメディア
- イノベーションのメカニズム
- 第三者効果とメディア
- テレビと暴力
- 日本人の国民性に関する論評
- 日本社会の特徴とメディア~安心社会と信頼社会
- 社会関係資本とメディア
- 期末試験と総括
教科書
授業の中で必要に応じてその都度指定する。
参考書
ザ・ソーシャル・アニマル
著者: E・アロンソン著/亀田達也・岡隆訳
出版社: 1994年,サイエンス社
社会心理学
著者: 池田謙一他
出版社: 有斐閣・2010年
ファスト&スロー (上)(下)
著者: D・カーネマン著/村井章子訳
出版社: 早川書房・2012年