演習IIb
文学部 - 新聞学科
HJN21714
コース情報
担当教員: 髙橋 直治
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
その他
ゼミメンバーに対しては,3Kグランドルールを求めます。「敬意を持って,忌憚なく,建設的に」他者の研究を傾聴し関わること。
詳細情報
概要
生活世界のあらゆる情報文化現象を,メディア表現行為(メディア・プラクティス)として捉える視座と方法を獲得することを目指す。そのための基礎的な学習・研究態度を養う。つまり「メディア論的な覚醒」のためには,メディア表現実践を経験する必要がある。 秋学期は,一人一本短編オリジナル映画作品のシナリオ創作を通して, メディア表現実践の制作フローを経験する。 ➀自主研究のための「対象・主題・方法」を設定し, ②取材・調査し,③経過報告をプレゼンテーションとして制作過程を形象化させ, ④最終的なアウトプットを行い作品を発表する。 以上は研究論文作成のプレレッスンでもある。 なお,ゼミの進行状況や履修メンバーにより,課題内容等は変更の可能性もあります。 この演習は,「情報社会・情報文化」コースの演習である。
目標
メディア表現を実践的に(当事者意識を持って)捉える視座や方法を会得する。
授業外の学習
ゼミの時間は主に発表やディスカッション,ワークショップ等に充てるので,授業時間外では各自が自身の日常生活の中から違和感やモヤモヤを汲み上げ,指定された文献購読やメディア表現作品の視聴を通して,自覚的な問題意識を練り上げる。また準備や取材及び制作,各段階の研究報告の作成等も主に時間外に行うことになる。能動的に学習・実践を行うように心がけてほしい。
所要時間: 240分
スケジュール
- 前半(15:25ー16:10):3年生のみガイダンス 後半(16:15ー17:00):2年生のみガイダンス スケジュール,すすめかた等にについて話し合う。 以下,原則,学年ごと隔週開催。 (以下のスケジュールは,ゼミ人数やメンバーによって,変更可能性あり。)
- 合同ゼミ:ワールドカフェスタイル3年生の個人研究発表Workshop① (2年生はオーディエンス, 3年生は個人研究発表者) ※4週連続
- 合同ゼミ:ワールドカフェスタイル3年生の個人研究発表Workshop② (2年生はオーディエンス, 3年生は個人研究発表者) ※4週連続
- 合同ゼミ:ワールドカフェスタイル3年生の個人研究発表Workshop③ (2年生はオーディエンス, 3年生は個人研究発表者) ※4週連続
- 合同ゼミ:ワールドカフェスタイル3年生の個人研究発表Workshop④ (2年生はオーディエンス, 3年生は個人研究発表者) ※4週連続
- 年生:シナリオ制作ゼミ ※2週連続
- 年生:シナリオ制作ゼミ ※2週連続
- 年生:ゼミ論に向けての講義&ディスカッション
- 年生:シナリオ制作ゼミ
- 年生:ゼミ論個人発表①
- 年生:シナリオ制作ゼミ
- 年生:ゼミ論個人発表②
- 年生:シナリオ制作ゼミ
- 年生:ゼミ論個人発表③
教科書
具体的にアウトプットするためのものをあげました。教科書に沿って授業を進めるのではありませんので,すぐに購入する必要はありません。使い方もふくめて授業内で,随時,適宜,指示します。必要に応じてその都度指示し,プリント配布等も適宜行います。これ以外のものも適宜指示します。
『13日間で「名文」を書けるようになる方法』
著者: 高橋源一郎
出版社: 朝日新聞出版・2009
『最新版 論文の教室: レポートから卒論まで』
著者: 戸田山和久
出版社: NHK出版・2022
『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル 』
著者: 山内志朗
出版社: 平凡社・2021
参考書
日常的に映像音響表現・言語表現などを自らの「問い」と関連づけて受容できるようになるための参考になるものをあげておきます。これ以外にも演習内で適宜提示します。
『〈みる/みられる〉のメディア論』
著者: 高馬京子・松本健太郎
出版社: ナカニシヤ出版・2021
『ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化』
著者: 長谷正人
出版社: 東京大学出版会・2017
『はじめてのメディア研究〔第2版〕ー「基礎知識」から「テーマの見つけ方」まで』
著者: 浪田陽子・福間良明
出版社: 世界思想社・2021