国語科教育法IV

文学部 - 国文学科

HJL68200

コース情報

担当教員: 下田 祐介

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月5

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

10%

リアクションペーパー

10%

レポート

30%

その他

各自が担当する模擬授業

30%

詳細情報

概要

国語という教科の枠組みの中では,日本文学に限らず様々な分野に関する内容を含む教材を取り扱うことになる。そのため,広範な知識が求められることは言うまでもないが,何より重要なのは,国語という教科が〈何を学ぶ教科なのか〉を自分の中で明確にすることである。現行の学習指導要領ではどのように規定されているのか,あるいは,過去の国語教育の歴史を振り返った時,そこでは何が目指されてきたのか,それらについて学んだ上で,自分はどのような観点から国語の授業を計画・実施していきたいのかを考えなければならない。授業内で行う模擬授業についても,そのような問題意識のもとで行うこととしたい。

目標

中学校・高等学校の国語科の授業計画を立案・実施するための基礎的な力を養うことを目標とする。そのための具体的な能力としては, ・個々の教材の特性に合わせた学習内容を組み立てる力 ・教科書に収録されている教材の中から適切な教材を選択する力 ・必要に応じて,独自の教材を発見し,授業に活かすための力 ・教材に関する的確な教材研究を行う力 ・板書計画を立てる力 ・紙の補助資料やプロジェクターに投影することを前提とした授業内資料等を作成する力 等が挙げられる。また,それらの能力を統括する問題意識として,国語という教科が〈何を学ぶ教科なのか〉という問いに対する考えを明確化する必要がある。

授業外の学習

・次回の授業で取り上げるテーマに関する資料(学習指導要領,関連書籍・論文等)に関して予習を行う。 ・次回の授業が模擬授業の場合は,自身が模擬授業担当者でない場合も,問題意識を持って臨むため,十分に教材の予習を行う。自身が模擬授業担当者の場合は,担当教材に関する入念な教材研究や資料作成等の準備が必要となるため,より多くの時間をかけて予習する必要がある。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ※以下は予定であり,授業の進捗状況や受講者の人数によって,各テーマの回数を変更したり,順番を入れ替えたりすることがありうる ※各授業の最後に時間的余裕がある場合は,言語活動のアイデアを紹介し,実際に体験する 受講者状況の確認,授業計画及び評価方法等の説明,模擬授業の担当スケジュールの決定
  2. 模擬授業実施に向けて(担当教材決定・学習指導案の概要) 学習指導要領について その1(現況の確認)
  3. 学習指導要領について その2(「文学」と「論理」)
  4. 国語教育の歴史
  5. 模擬授業及び意見交換 その1
  6. 模擬授業及び意見交換 その2
  7. 模擬授業及び意見交換 その3
  8. 模擬授業及び意見交換 その4
  9. 模擬授業及び意見交換 その5
  10. 模擬授業及び意見交換 その6
  11. 模擬授業及び意見交換 その7
  12. 模擬授業及び意見交換 その8
  13. 文学的言語活動 ―句会その1
  14. 文学的言語活動 ―句会その2

教科書

必要に応じて授業内で指示,またはプリントで配布する。

    参考書

    必要に応じて授業内で指示,またはプリントで配布する。

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