書道IIb
文学部 - 国文学科
HJL68100
コース情報
担当教員: 永由 徳夫
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月5
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
授業参加
10%
リアクションペーパー
50%
レポート
15%
小テスト等
15%
その他
リアクションペーパー50%とあるのは,授業時における清書課題提出を意味する。授業外学修課題として作品鑑賞レポートを課す。小テストは変体仮名や書道史の習熟度を図るものである。なお,欠席を5回以上した場合は単位を認定しない。
0%
詳細情報
概要
国語科書写における発展的事項を念頭に置き,仮名書法の基礎基本を習得する。古筆の臨書を通して,仮名と和様漢字の調和を理解することは,今日通行の漢字仮名交じり文の書写能力を高めることにもつながる。実習の成果については,受講者相互で合評を行う。また,仮名の成立過程に関しても学び,近世・近代の文人の書を解読することで,文字文化に対する理解を深める。
目標
1)硬筆の技法を習得する。 2)仮名の基本技法および和様漢字書法を習熟し,技能を十分に発揮することができる。 3)日本書道史の基礎的内容を理解する。
授業外の学習
・授業の都度に自宅学習課題を提示するので,それを行うこと。(各回所要時間190分) ・展覧会を随時紹介するので,鑑賞レポートを提出すること。社会情勢によっては,「日曜美術館」他,授業関連番組を代替として紹介することもある。(今期1回 所要時間1日)
所要時間: 190分以上
スケジュール
- ガイダンス(美しい文字を書くための用具・用材)
- 硬筆指導-1 平仮名
- 硬筆指導-2 変体仮名,連綿
- 仮名の基本練習-1 回転・転折・抑揚
- 仮名の基本練習-2 いろは単体 【提出】
- 仮名の基本練習-3 変体仮名 【提出】
- 仮名の基本練習-4 連綿の練習 【提出】
- 変体仮名習熟度試験
- 「高野切(第一種)」-1 字形の取り方
- 「高野切(第一種)」-2 連綿線の書き方
- 「高野切(第一種)」-3 【清書提出】
- 「写経」体験 【浄書提出】
- 「寸松庵色紙」-1 転折・抑揚,沈潜する筆遣い 展覧会鑑賞レポート提出
- 「寸松庵色紙」-2 【清書課題】 授業全体のふり返り,まとめ
教科書
プリントを配付する。
参考書
「書の古典と理論」(改訂版)
著者: 全国大学書道学会
出版社: 光村図書