国語学演習IIa
文学部 - 国文学科
HJL58300
コース情報
担当教員: 櫻井 豪人
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
25%
授業参加
25%
レポート
50%
詳細情報
概要
中村正直による明治初期の翻訳啓蒙書『西国立志編』(明治四,1871年刊)を原文で読み進め,本文の読解・分析を行うとともに,そこに見られる翻訳語等について調査する。発表担当者は,語釈・読解・その他の様々な調査を事前に十分に行い,わかりやすい発表資料を作成してから授業に臨まなければならない。発表担当者の発表に対し,受講者全員が意見や質問を投げかけるという授業形式を取る。
目標
①辞書等を用いて一次資料を自力で読解する能力を身につける。 ②調査した内容をわかりやすく他者に伝えられるような発表の技術を身につけるとともに,他者の発表に対して建設的な意見・質問ができるようになる。 ③資料の中から研究のテーマになりそうなものを見つけ,そのテーマについて自力で調査・解明する能力を身につける。
授業外の学習
(1)発表の準備には長い時間が必要なので,発表者は遅くとも3週間前から準備すること。 (2)発表の内容には,担当箇所の現代語訳・語釈・研究等が含まれる。詳細は授業で説明する。 (3)担当範囲の中に読めないことろがあるなど,分からないことがあれば,準備段階で担当教員に相談すること。
所要時間: 190分
スケジュール
- スマイルスと『自助論』・中村正直と『西国立志編』の概略説明①,調査内容・発表方法の説明,担当者決め,発表資料の作成方法の説明,旧字体の学習
- スマイルスと『自助論』・中村正直と『西国立志編』の概略説明②,第一編冒頭までの内容の把握,旧字体の学習(小テスト)
- 担当者による発表 第二編六(蒸気機関の発明) 第二編七(ワット①)
- 担当者による発表 第二編八(ワット②) 第二編九(蒸気機関の応用と実用化)
- 担当者による発表 第二編十(アークライトと紡績機の発明)
- 担当者による発表 第三編四(ウェッジウッド)
- 担当者による発表 第四編三(ニュートン①) 第四編十三~十四(カーライル・スティーブンソン・ワット)
- 担当者による発表 第五編二(ミケランジェロ①) 第五編三(ニュートン②)
- 担当者による発表 第五編五(ガリレオ) 第五編七(コロンブス)
- 担当者による発表 第五編三十一(ジェンナー)
- 担当者による発表 第六編二~三(ミケランジェロ②) 第六編八(ターナー)
- 担当者による発表 第六編十六(ヘンデル・バッハ・ベートーヴェン) 第八編十一~十二(ナポレオン)
- 担当者による発表 第八編二十一(ザビエル)
- 担当者による発表 第十一編四十二(著者スマイルズ)
教科書
授業中に説明する。(購入する必要はない。)
参考書
授業中に紹介する。