古典文学演習IVa

文学部 - 国文学科

HJL57100

コース情報

担当教員: 木越 俊介

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

15%

授業参加

15%

レポート

30%

その他

発表ペーパー作成ならびに発表。

40%

詳細情報

概要

近世中期の散文集である建部綾足『折々草』をテキストとし,文章に描かれた背景となる場や時代相を理解した上で作品を味読し,最終的にはその理解の上に立った音読を目指す。

目標

文章読解,文章表現,文献検索,ペーパー作成,口頭での発表・音読等の実習指導をおこない,人文学における基礎的なスキルを身につけることを学習の目標とする。

授業外の学習

次回の授業箇所の予習,前回の復習。※これに加え授業の発表担当者はペーパーを作成する時間が必要となる。

所要時間: 190分以上。

スケジュール

  1. イントロダクション・建部綾足と『折々草』の概要説明 雪なだりにあひて命をのがれしぬす人の事・発表見本
  2. 人をたのみて飛入し鴈をいふ条・江戸の根岸にて女の住家を求ありきし条(上)
  3. 江戸の根岸にて女の住家を求ありきし条(下)・蝶に命取られし条
  4. 鴬の巣にほとゝぎすの子もたるを見し条
  5. 歌ぬす人とて追出されし条(上)
  6. 歌ぬす人とて追出されし条(下)
  7. 梅が代(しろ)といふ香の名を付し条
  8. 蜜の蜂に成りしをいふ条・若狭の国に頼む主にかはりて犬に喰はれて死ける女を云条
  9. 龍石をいふ条
  10. 野守とふ虫の事
  11. 男を乞ひて死ける女の事(上)
  12. 男を乞ひて死ける女の事(下)
  13. 同じ文月末の八日の夜の光りをいふ条
  14. 連歌よむを聞て狸の笑らひしをいふ条・屁ひりの翁をいふ条

教科書

自分で購入すること。

  • 新日本古典文学大系79『本朝水滸伝 紀行 三野日記 折々草』

    著者: 建部綾足著・高田衛他校注

    出版社: 岩波書店,1992

参考書

書籍情報はありません。

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