漢文学講読
文学部 - 国文学科
HJL55200
コース情報
担当教員: 福井 辰彦
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
その他
語釈:40% 試験:60% ※10回以上出席し会読に参加すること,語釈およびその修正版を提出すること,最終回の試験を受けることを単位認定の必須条件とする。
詳細情報
概要
本講義では,漢文を訓読,口語訳する能力の養成を目的として,韓愈と柳宗元の文章を読んでゆく。また,語釈の方法や考え方についても学ぶ。 テキストには万治3年(1660)刊『唐韓昌黎集』,寛文4年(1664)刊『唐柳河東集』を用いる。 毎回,全員でテキストを訓読・口語訳してゆく。受講者は必ず十分な予習をし,自分なりの訓読・口語訳を準備しておくこと。 また,指定された語句の語釈作業を課す。 ※授業の方法については,受講人数などにより変更の可能性あり。 10回以上出席し会読に参加すること,語釈およびその修正版を提出すること,最終回の試験を受けることを単位認定の必須条件とし,語釈と試験に拠り成績評価を行う。
目標
・漢文を訓読・口語訳する能力を身につける。 ・語釈の方法や考え方を学ぶ。 ・韓愈,柳宗元の文章を味読する。
授業外の学習
・毎回,十分な予習を行い,自分なりの訓読・口語訳を用意しておくこと。以下の方法を強く推奨する。 ➀原文を2~3行おきにノートに写す。 ②辞書で漢字・語句を調べつつ,行間に書き下し文・口語訳を書き入れる。 ・試験では,授業で扱った文章の訓読・口語訳を問うので,毎回十分な復習をしておくこと。以下の方法を強く推奨する。 ➀原文のみを見て,書き下し文・口語訳を作成する。 ②授業ノート,注釈書などを参照しつつ,答え合わせをする。 ③特に,読めなかった漢字,分からなかった語句・句法などについて,辞書・参考書などで確認・復習する。 ・語句の語釈作成を課す。添削をして返却するので,修正版を提出すること。
所要時間: 200分以上
スケジュール
- 講義の概要,注意事項等(一部,作品,日程を変更する可能性がある。)
- 講義:古文について
- 柳宗元「三戒」 ※以下,取り上げる作品は変更の可能性あり。
- 柳宗元「宋清伝」
- 柳宗元「桐葉封弟弁」
- 柳宗元「与韓愈論史官」1
- 柳宗元「与韓愈論史官」2
- 韓愈「論仏骨表」1
- 韓愈「論仏骨表」2
- 韓愈「論仏骨表」3
- 韓愈「柳子厚墓誌銘」1
- 韓愈「柳子厚墓誌銘」2
- 韓愈「柳子厚墓誌銘」3
- 試験,まとめ
教科書
コピーを配布する。
参考書
講義において紹介する。