漢文学特講IIb

文学部 - 国文学科

HJL55100

コース情報

担当教員: 福井 辰彦

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火1

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

その他

・小課題60% ・期末レポート40% ※10回以上の出席,8回以上の小課題提出,期末レポート提出を単位認定の必須条件とする。

100%

詳細情報

概要

中島棕隠(1779-1855)は,京都を中心に活躍した,近世後期を代表する詩人の一人である。 本講義では,棕隠の生涯と作品を追いつつ,その特徴と魅力について講ずる。 また,棕隠の交友を跡づけることを通じて,当時の京都詩壇の状況,さらには近世後期日本における漢文学のありようとその意味について,考えてゆく。 10回以上の出席,8回以上の小課題提出および期末レポートの提出を単位認定の必須条件とし,成績評価は小課題および期末レポートによる。

目標

・中島棕隠の生涯と作品について知り,その特徴や意味を理解する。 ・近世後期における漢詩文のありようとその意味について,考え理解する。 ・棕隠の作品をはじめとする近世後期の漢詩文を味読する。

授業外の学習

・毎回,授業内容に関わる小課題を課す。 ・授業中に言及した人物・書物・事項などについては,事典,参考書,研究書などを参照し,十分に理解・把握しておくこと。 ・配付資料に掲載する詩文については,十分理解できるまで復習しておくこと。

所要時間: 200分以上

スケジュール

  1. 講義の概要,注意事項
  2. 近世漢詩史概説―古文辞派以前
  3. 近世漢詩史概説―古文辞派の流行
  4. 近世漢詩史概説―清新派の登場
  5. 中島棕隠の生涯
  6. 中島棕隠の詩1
  7. 中島棕隠の詩2
  8. 中島棕隠の狂詩
  9. 『都繁昌記』について
  10. 中島棕隠の旅1
  11. 中島棕隠の旅2
  12. 中島棕隠の交友1
  13. 中島棕隠の交友2
  14. まとめ

教科書

適宜資料を配付する。

    参考書

    講義において紹介する。

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