国語学特講Iｂ

概要

秋学期の授業では,春学期に検討した西周の言語研究が,明治時代全体,ひいては現代の日本語研究から見てどのような位置づけとなるのかを,受講学生と一緒に検討してみたい。 具体的には,西周の日本語研究を明治期の後続する研究と比較したとき,どのような特徴を指摘できるかについて,資料を読み進めながら考える。

目標

・西周の日本語研究が明治時代の日本語研究の中でどのように位置づけられるかを理解する。 ・文法論および文法書の組織が,明治時代にどのように整えられていったかを理解する。 ・近代日本語の創造が,明治期の日本語研究とどう関係するか説明できる。

授業外の学習

事前に配布プリント等を読み,疑問点を明らかにしておく(１時間程度)。授業の中で取り上げられた用語・概念について復習するとともに,他の文法論の考え方も視野に入れつつ理解を深める(１時間程度)。

所要時間: 190分