国語学特講Ia

文学部 - 国文学科

HJL54200

コース情報

担当教員: 服部 隆

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月2

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

30%

レポート

70%

その他

リアクションペーパーには,出席および課題等の提出状況を含める。また,出席が3分の2に満たない者は,評価の対象としない。

0%

詳細情報

概要

2023年度の特講では,蘭学資料を日本語史・日本語学史の観点から紹介したが,2024年度の特講では,江戸時代に行われた国学・蘭学・英学がどのような形で明治初期の近代的な文法研究に接続したかを概観する。 具体的には,明治初期のすぐれた日本語研究と評価できる西周の著述をケーススタディとして取り上げ,その内容を概説するとともに,それが先行する諸研究とどのような関係にあるか,資料を読み進めながら考えたい。

目標

・西周の日本語研究が江戸時代の学術からどのような恩恵を受けたのかを理解する。 ・日本語と外国語を対照し,その類似点と相違点が国語学的に理解する。 ・近代日本語の創造が,明治期の日本語研究とどう関係するか説明できる。

授業外の学習

事前に配布プリント等を読み,疑問点を明らかにしておく(1時間程度)。授業の中で取り上げられた用語・概念について復習するとともに,他の文法論の考え方も視野に入れつつ理解を深める(1時間程度)。

所要時間: 190

スケジュール

  1. はじめに ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
  2. 「洋字ヲ以テ国語ヲ書スルノ論」
  3. 「アベセ字ト我ガ邦音ト配当シテ之ヲ定ム」1
  4. 「アベセ字ト我ガ邦音ト配当シテ之ヲ定ム」2
  5. 「語ノ性質ヲ定メテ数種トナス」1
  6. 「語ノ性質ヲ定メテ数種トナス」2
  7. 「呼法ヲ定ム」1
  8. 「呼法ヲ定ム」2
  9. 「屈曲ノ法ヲ定ム」1
  10. 「屈曲ノ法ヲ定ム」2
  11. 「働字ノ法幷ニ時ヲ定ム」1
  12. 「働字ノ法幷ニ時ヲ定ム」2
  13. その他―音声・語彙・語構成
  14. まとめ

教科書

適宜資料を配付する。

    参考書

    授業時に適宜紹介する。

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