古典文学特講IIa

概要

三条西家の『伊勢物語』の解釈を伝える古注釈を読みながら,『伊勢物語』が室町後期～末期においてどのように解釈されてきたのかを探る。 授業では,『伊勢物語惟清抄』『伊勢物語闕疑抄』や三条西公条の解釈が記された古注釈を実際に読み,時には比較しながら,それぞれの注記を具体的に検討し考察していく。

目標

『伊勢物語』の古注釈の概要を把握し,『伊勢物語』解釈の変遷を理解する。 中古文学を研究する上での基礎的な知識を身につける。

授業外の学習

『伊勢物語』自体をよく読み,作品の理解を深めること。 授業で取り上げた注釈書は,授業内で扱わなかった箇所でも,指示したところは読んでおくこと。

所要時間: 190分