国語学概説*

文学部 - 国文学科

HJL11500

コース情報

担当教員: 服部隆

単位数: 2

年度: 2024

学期: 2クォーター

曜限: 火3, 金1

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 可

評価方法

リアクションペーパー

30%

定期試験

定期試験期間中

70%

その他

リアクションペーパーは,出席および課題の提出状況を含める。また,出席が3分の2に満たない者は,評価の対象としない。

詳細情報

概要

日本語学の諸分野のうち,音声・音韻,文字・表記,語彙を中心に概説する。具体的には,テキストを事前に読んで授業に臨み,理解度を確認したうえで,現代日本語を考えるに必要な諸概念について必要な補足を行う。さらに,現代語の状況がどのように生まれたか,歴史的な変化についても,適宜資料等を配布し,解説する。なお,授業中の疑問点は,リアクションペーパーの形で提出してもらい,重要なものは次回以降の授業で補足説明を行うようにしたい。

目標

・現代日本語の音韻・表記・語彙を考えるために必要な諸概念を理解する。・過去の日本語における音韻・表記・語彙の状況を学び,現代日本語を歴史的存在として位置付ける。・過去の日本語研究の蓄積を知るとともに,日本語を相対化する眼を養う。

授業外の学習

授業前にテキストを読み,疑問点を整理しておく。授業の中で取り上げられた事項について復習し,理解を深める。

所要時間: 190分

スケジュール

/ 4 総記1 ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
/ 7 総記2
/11 音声・音韻1(現代語の音声)
/14 音声・音韻2(現代語の音韻)
/18 音声・音韻1(歴史―上代特殊仮名遣い)
/21 音声・音韻2(歴史―音節構造)
/25 音声・音韻3(歴史―子音)
/28 文字・表記1(現代語における漢字)
/ 2 文字・表記2(現代語における仮名) *みなし金曜日
/ 9 文字・表記1(歴史―仮名と五十音図)
/12 文字・表記2(歴史―ローマ字と補助符号)
/16 語彙1(単語と語彙)
/19 語彙2(語種)
/22 まとめ

教科書

現代日本語については以下の教科書を用い,歴史的な説明については,適宜,資料を配付する。

図解日本語

著者: 沖森卓也・他著

出版社: 三省堂・2006年

参考書

日本語史概説

著者: 沖森卓也・編

出版社: 朝倉書店・2010年