近代文学史
文学部 - 国文学科
HJL11201
コース情報
担当教員: 福井 拓也
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水1
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
レポート
60%
その他
(ほぼ)毎回の小レポート
40%
詳細情報
概要
近代文学史の基礎事項を確認しながら,代表的な評論を綿密に読み解いていく。対象とするテクストは時代順に並べてはいるが,年表に即して単純に文学史を辿ることも,文壇の動きを時系列に沿って解説することも格段目標とはしない。あくまでも具体的な評論の読解を通じて,小説,詩歌,戯曲(演劇),批評と多岐にわたるジャンルについて検討し,近代文学の表現の歴史を総体として捉えるための視座の獲得を目標とする 。
目標
1. 近代文学史を総体として捉えるための視座を獲得する。 2. 種々の文学ジャンルの性質を理解する。 3. 近代文学研究の発想と方法,歴史を理解する。
授業外の学習
[授業前]事前に指定されたテクストを読み,そこで言及されている作家や作品,事項のうち未知のものについて調べる。また課された課題を提出する。(120分) [授業後]授業内で言及された作家や作品について調べる。また興味をひかれたテクストに実際に目を通す。主体的な学びに期待する。(70分)
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション(※以下は予定であり,授業の進捗状況,受講生の関心に応じて,各テーマの回数は変更することがありうる)
- 坪内逍遥『小説神髄』
- 坪内逍遥『小説神髄』(つづき)
- 正岡子規『俳諧大要』
- 尾上柴舟「短歌滅亡私論」
- 尾上柴舟「短歌滅亡私論」(つづき)
- 芥川龍之介「あの頃の自分の事」
- 菊池寛「文芸作品の内容的価値」
- 菊池寛「文芸作品の内容的価値」(つづき)
- 岸田国士「対話させる術」
- 岸田国士「対話させる術」(つづき)
- 萩原朔太郎『詩の原理』
- 萩原朔太郎『詩の原理』(つづき)
- 萩原朔太郎『詩の原理』(つづき)
教科書
プリント,PDFファイルを配布する。
参考書
授業中に適宜紹介する。