国語学基礎*
文学部 - 国文学科
HJL10510
コース情報
担当教員: 服部 隆
単位数: 2
年度: 2024
学期: 1クォーター
曜限: 火3, 金1
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
リアクションペーパー
20%
レポート
50%
小テスト等
30%
その他
リアクションペーパーは,出席および課題の提出状況を含める。また,出席が3分の2に満たない者は,評価の対象としない。
0%
詳細情報
概要
この授業では,国語学研究のための基礎的事項を,近代日本語の成立した明治期の言語状況を通して考える。具体的には,明治時代に成し遂げられた「標準語の形成」「言文一致体の成立」という問題を例として取り上げ,主に文法・文体の側面から国語学上の諸概念を資料に即しながら解説していく。また合わせて,標準語または言文一致体に関わる調査報告を,アカデミックライティングの作法に従いながら期末レポートの形で提出してもらう。
目標
・日本語の文法・文体を考える際に必要な基礎的概念を理解する。 ・国語学の調査研究に必要な参考図書も利用しながら,アカデミックライティングの作法に従った調査報告を作成することができる。 ・現代日本語の形成過程を,明治時代の言文一致体・標準語の成立を通して把握する。
授業外の学習
・授業用に配付した資料を読み,疑問点があれば可能な範囲で調べておく。授業の中で取り上げられた用語・概念について復習し,理解を深める。 ・期末レポートの作成に向けて,配付資料を読み,テーマを定めたうえで,対象とする作品・資料について調査を行う。
所要時間: 190分
スケジュール
- /12 導入―国語学を学ぶために ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
- /16 国語史の中の明治時代語1
- /19 期末レポートの課題と形式
- /23 国語史の中の明治時代語2
- /26 標準語の形成と語法1(品詞分類と活用1)
- /30 標準語の形成と語法2(品詞分類と活用2)
- /07 標準語の形成と語法3(助詞・助動詞1)
- /10 標準語の形成と語法4(助詞・助動詞2)
- /14 標準語の形成と語法5(助詞・助動詞3)
- /17 明治時代の国語改革運動
- /21 【小テスト】※スケジュール・実施方法については,変更の可能性あり。
- /24 言文一致体の成立1
- /28 言文一致体の成立2
- /31 まとめ ※レポートの締め切り期日については,追って指示する。
教科書
適宜,対面またはMoodleにてプリントを配付する。
参考書
授業時に適宜紹介する。