地誌学

文学部 - 史学科

HHT70150

コース情報

担当教員: 松宮 邑子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火1

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

レポート

60%

その他

毎回課すリアクションペーパー(40%),中間課題(20%),期末課題(40%)により評価する.

40%

詳細情報

概要

「東アジア」「北東アジア」という地域区分を耳にした時,どんな国を思い浮かべるだろうか.日本にとっては近隣国でありながら,多くの人にとってモンゴルは馴染みの薄い国であろう.抱かれるイメージは,遊牧,相撲,『スーホの白い馬』…といったところだろうか.旧社会主義国,発展途上国といった特徴は,ネガティブなイメージへと結びつくかもしれない.本講義では,そうしたある種のステレオタイプ的な概念を払拭すべく,様々な角度からモンゴルの実状を紹介し,過去・現在・未来をとらえていく.モンゴルの事例を通じて,世界情勢や日本を含むアジアのあり方に目を向けるとともに,様々な「いま」が多様な関係の下に成り立つことを理解していく.

目標

ある場所で生じている事象がそこのみにて生じているわけではなく,自然・人文社会的な要素の複雑な絡み合い,各国・各地域との関係性のもとに生じていることを理解する. 様々な立場から物事をとらえる視点を養う.

授業外の学習

予習(90分程度):次回授業のテーマについて自身で文献等に目を通し知識を得る. 復習(100分程度):授業内で配布したレジュメや作成したノートを見返し,不明点について文献等で調べる.授業中に紹介した文献やコンテンツにアクセスし理解を深める.

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション:「モンゴル」「地誌」を学ぶ意義
  2. モンゴルの今①「世界ふれあい街歩き」
  3. モンゴル世界の広がり①世界史の中のモンゴル
  4. モンゴル世界の広がり②多様な遊牧生活
  5. モンゴル世界の広がり③『スーホの白い馬』にみるモンゴル
  6. 近現代のモンゴル社会①社会主義国としてのあゆみ
  7. 近現代のモンゴル社会②ウランバートル都市史
  8. 近現代のモンゴル社会③モンゴルの人口政策と女性
  9. 近現代のモンゴル社会④都市への人口集中
  10. モンゴルの今②「ボルトとダシャ」
  11. ゲル地区の人々①移住と移動,日々の生活
  12. ゲル地区の人々②「開発」をどう考えるか
  13. 周辺国との関係①ロシア・中国・朝鮮半島
  14. 周辺国との関係②日本

教科書

なし

    参考書

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