日本通史

文学部 - 史学科

HHT70100

コース情報

担当教員: 皆川 雅樹

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月2

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

14%

リアクションペーパー

14%

レポート

20%

小テスト等

30%

その他

上記の各項目の詳細は,次の通りである。 ①出席状況:毎週実施する「【活用】問題(出席ワークシート作成)」(手書き)の作成・提出を評価する。 ②リアクションペーパー:毎週実施する「授業振り返りシート」(手書き)の作成・提出を評価する。 ③レポート:前半のまとめレポート(第7週に提示:1200字程度),後半のまとめレポート(第13週に提示:1200字程度)の作成・提出をそれぞれ評価する(詳細はMoodle で提示)。 ④小テスト:毎週実施する「【習得】問題(予習小テスト)」の作成・提出を評価する(詳細はMoodle で提示)。 ⑤その他(授業外学習):毎週実施する「【探究】問題(復習小レポート)」の作成・提出を評価する(詳細はMoodle で提示)。 ※上記5項目を総合的に評価する。

22%

詳細情報

概要

[授業の目的] ①読む力,書く力,まとめる(構造化する)力,聴く・訊く(質問する)力,話す力,考える力を身につける。 ②現在を考える上で過去(歴史)を学ぶ意味を理解する。そして,現在から未来について考える。 ③歴史の知識習得だけではなく,歴史を通して“学び家(マナビカ・アクティブラーナー)”になる。(指示待ちで教わってばかりの“教わり家”ではなく,自ら積極的に学び続ける“学びの専門家”) [授業の概要] ◆【習得→活用→探究のサイクルによる学び】本授業では,日本史を学びつつ(習得・活用),「問い」づくりを通じて,自分の意見や疑問を表明できるようにする(探究)。 ◆【日本史を「問い」との関係で学ぶ】歴史は,人間同士のコミュニケーション(トラブル)を記録・記憶として残しているものでもあり,このような歴史を学ぶ意味を常に意識していく。そして,日本史を様々な視点からより深く学ぶ手段として「問い」づくりを活用していく。 ◆【一方的な講義だけではない対話的学びの場】上記のような学びのために,教員による講義のみの授業はおこなわない(各授業で視点提示のための講義[ショートレクチャー]は随時おこなう)。多様な他者との対話(先哲および書籍などとの対話も含む)を通じて相違点・共通点に気づくことで学びが深まるので,テキスト以外の資料を読み込むことや他の受講者との意見共有の場づくりを実施していく。

目標

①教職および社会に出て働き生活するうえで必須の常識となる戦後日本の歴史について関心を持ち,知識習得につなげることができる。 ②現在起こっている多様な問題について,その歴史的背景をふまえて考察し理解することができる。 ③現在にいたる政治・経済・社会などの状況を理解・考察することにより,変動の激しい現在を生きるための思考力・判断力・表現力を身につけ,社会の変化に主体的に対応することができる。

授業外の学習

◆予習:「【習得】問題(予習小テスト)」を通じて,次回の授業内容の基礎を学び(選択問題),提出する(毎回最低100分程度)。 ◆復習:「【探究】問題(復習小レポート)」を通じて,前回までの授業の内容を通じて「問い」をつくることで発展的に考察したものを,文章化して提出する(毎回最低100分程度)。

所要時間: 200分

スケジュール

  1. ガイダンス 本授業で学ぶこと ◆授業内《出席》:【習得】シラバスの内容などについて知る。 【活用】歴史を学ぶ意味について考える。 ◎授業外《復習》:【探究】歴史を学ぶ意味と日本史との関係について考える。 ◎授業外《予習》:【習得】旧石器・縄文・弥生時代について知る。
  2. 旧石器・縄文・弥生時代 ◆授業内《出席》:【活用】旧石器・縄文・弥生時代を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】古墳・飛鳥時代について知る。
  3. 古墳・飛鳥時代 ◆授業内《出席》:【活用】古墳・飛鳥時代を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】について知る。
  4. 飛鳥・奈良時代 ◆授業内《出席》:【活用】飛鳥・奈良時代を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】平安時代について知る。
  5. 平安時代 ◆授業内《出席》:【活用】平安時代を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】鎌倉時代について知る。
  6. 鎌倉時代 ◆授業内《出席》:【活用】鎌倉時代を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】南北朝・室町時代について知る。
  7. 南北朝・室町時代 ◆授業内《出席》:【活用】南北朝・室町時代を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】安土桃山・江戸時代前半について知る。
  8. 安土桃山・江戸時代前半 ◆授業内《出席》:【活用】安土桃山・江戸時代を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】江戸時代後半について知る。
  9. 江戸時代後半 ◆授業内《出席》:【活用】江戸時代後半を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】幕末・明治時代について知る。
  10. 幕末・明治時代 ◆授業内《出席》:【活用】幕末・明治時代を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】大正時代について知る。
  11. 大正時代 ◆授業内《出席》:【活用】大正・昭和時代(戦前)を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】昭和時代(戦前)について知る。
  12. 昭和時代(戦前) ◆授業内《出席》:【活用】昭和時代(戦前)を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】昭和時代(戦後)について知る。
  13. 昭和時代(戦後) ◆授業内《出席》:【活用】昭和時代(戦後)を学ぶことについて考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。 ◎授業外《予習》:【習得】日本史探究の授業について知る。
  14. 日本史探究という授業 ◆授業内《出席》:【活用】これまでの授業をふりかえり,日本史探究の授業で学ぶ意味について考える。 ◎授業外《復習》:【探究】本時の授業内容を「問い」との関係で考える。

教科書

「【習得】【活用】【探究】問題」および「前半・後半のまとめレポート」に取り組む際,次の1冊のテキストを必ず使用します。

  • 『暗記じゃなくて考えたら日本史はこんなにおもしろい』

    著者: 小泉秀人

    出版社: 山川出版社・2023年

参考書

講義の中で適宜紹介する。

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