歴史学特講(国際関係史)A
文学部 - 史学科
HHT56000
コース情報
担当教員: 中村 江里
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水1
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
14%
レポート
50%
小テスト等
36%
その他
授業の出欠は,授業終了後のリアクションペーパーの提出をもって判断する。欠席回数が全体の1/3を超える場合は単位修得不可。正当な理由のない遅刻は減点の対象となる。
0%
詳細情報
概要
本講義では,明治維新からアジア・太平洋戦争の敗戦に至るまでの「大日本帝国」の形成と崩壊の歴史について,テーマごとの考察や映像視聴などを行います。近代日本の歴史は戦争及び植民地支配と不可分であり,現在でもなおその歴史認識をめぐる論争が生じています。本講義を通じて,近代日本の歴史に関する基本的な流れを理解し,今後の日本と東アジア及び世界との関係を考えるきっかけとしてください。
目標
近代日本の歩みを,東アジアや世界の歴史の中で考察できる。
授業外の学習
・予習:毎回の授業前に,テキストの該当範囲の部分を読む(90分程度) ・復習:授業で提示された資料,参考文献やテキストを読んで理解を深める(100分程度)
所要時間: 190分
スケジュール
- 東アジア伝統秩序の再編と日本の開国
- 「国境」の画定
- 「国民」意識の創出
- 大日本帝国憲法と帝国のデモクラシー
- 日清戦争と台湾支配の始まり
- 日露戦争と朝鮮支配の始まり
- 人の移動と交流
- ワシントン体制と大正デモクラシー
- ジェンダーの視点から考える東アジアの近代史
- 満洲事変と日中全面戦争
- (映像視聴)東アジアにおける空襲・空爆
- 第二次世界大戦とアジア・太平洋戦争
- 「大東亜共栄圏」における動員
- 日本の敗戦と大日本帝国の崩壊
教科書
小テストは以下のテキスト及び授業の配布資料から出題されるので,事前に準備しておいてください。
『増補改訂版 日本近現代史を読む』
著者: 宮地正人監修,大日方純夫・山田朗・山田敬夫・吉田裕
出版社: 新日本出版社,2019年
参考書
書籍情報はありません。