ヨーロッパ・アメリカ史系演習BII
文学部 - 史学科
HHT54010
コース情報
担当教員: 山本 成生
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
レポート
詳細情報
概要
後期は英語を中心とした欧語文献を中心に扱う。学術論文・学術書の読解は「日本語に訳す」だけでは充分ではない。それは著者の問題関心や史料的根拠を把握し,一文一文の全体における位置付けや選択された単語やシンタックスを想定した上で,もっとも適切と思われる日本語表現により再構成する極めて高度な知的営みである。履修者はこれを踏まえて,積極的かつ真摯に授業に参加すること。授業の後半では,自身の卒業論文に関する計画書を提出し,学期末には大部なレポートの執筆が課される。
目標
(1) 欧語文献・史料を網羅的に調査し,適切な手段で蒐集することができる。 (2) 英語を中心とした欧語文献を正確に読解することできる。 (3) 学術的な作法に準拠した大部な文章を作成することができる。
授業外の学習
本授業は卒業論文に直接関わるものであり,履修者は日々,文献の蒐集と読解,論点の整理とオリジナリティのある問題提起のための思索,欧文の文献や史料の読解に必要な語学の習得に精進しなければならない。各回の報告について,報告者は学術的に適切な形式で書かれたレジュメを用意する。それ以外の者は疑問点と感想をまとめておくこと。これらには毎回4時間程度の予習と復習が必要となる。 授業1回あたりの学習時間の具体的な内訳※: ・予習(180分以上):高校世界史の教科書,指定参考書,Web情報等で該当回のテーマや関連事項を調べて,ノート等にまとめておく ・復習(60分以上):授業内容をノート等に整理する。さらに疑問点や発展学習を自分で考え,参考資料を検索・読解し,そこで分った点を前記のノートに付け加える ※ 時間内訳と予習・復習の内容は,各回の進行状況と教員の指示により変更される可能性がある
所要時間: 授業1回あたり240分
スケジュール
- イントロダクション※ ※ 前期~夏季休暇中の成果を説明できるようにしておくこと
- 欧語文献の調査・蒐集について
- 欧語文献の読解方法
- 読解と報告①
- 読解と報告②
- 読解と報告③
- 読解と報告④
- 読解と報告⑤
- 読解と報告⑥※ ※ この頃「卒業論文計画書」の提出
- 読解と報告⑦
- 読解と報告⑧
- 読解と報告⑨
- 読解と報告⑩
- 総括
教科書
履修者の研究テーマに応じた文献を選定する。
参考書
授業内で随時指示する。