ヨーロッパ・アメリカ史系演習BI
文学部 - 史学科
HHT53910
コース情報
担当教員: 山本 成生
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
レポート
詳細情報
概要
この授業は,西洋中世史分野で卒業論文を執筆する史学科3年生を対象としたものである。前期では邦語のものを中心に,自身の研究テーマに関わる文献を網羅的かつ体系的に蒐集し,そのなかでも模範的で重要なものを深く読み込み,批判的に捉えられるようになることを目指す。なお前期は邦語文献が中心となるが,西洋史学の特質から(ラテン語や写本史料を含む)原史料や欧米諸語による最新の研究動向にも一定の配慮がなされることはいうまでもない。前期の成果は,研究史の整理を主眼としたレポートとして提出される。なお,授業活動の一環として,夏季休暇中に合宿をおこなう可能性がある。
目標
(1) 邦語文献を正確に読み込み,発展的・批判的に位置付けることができる。 (2) 自分の研究テーマに関連する邦語文献を網羅的・体系的に把握することができる。 (3) 先行研究の現状から,自身の研究テーマを適切に設定することができる。
授業外の学習
本授業は卒業論文に直接関わるものであり,履修者は日々,文献の蒐集と読解,論点の整理とオリジナリティのある問題提起のための思索,欧文の文献や史料の読解に必要な語学の習得に精進しなければならない。各回の報告について,報告者は学術的に適切な形式で書かれたレジュメを用意する。それ以外の者は疑問点と感想をまとめておくこと。これらには毎回4時間程度の予習と復習が必要となる。 授業1回あたりの学習時間の具体的な内訳※: ・予習(180分以上):高校世界史の教科書,指定参考書,Web情報等で該当回のテーマや関連事項を調べて,ノート等にまとめておく ・復習(60分以上):授業内容をノート等に整理する。さらに疑問点や発展学習を自分で考え,参考資料を検索・読解し,そこで分った点を前記のノートに付け加える ※ 時間内訳と予習・復習の内容は,各回の進行状況と教員の指示により変更される可能性がある
所要時間: 授業1回あたり240分
スケジュール
- イントロダクション※ ※ 自分の専攻テーマについて説明できるようにしておくこと
- 「研究史」とは何か/講読文献の選定
- 読解と報告①
- 読解と報告②
- 読解と報告③
- 読解と報告④
- 読解と報告⑤
- 読解と報告⑥
- 読解と報告⑦
- 読解と報告⑧
- レポートの講評①
- レポートの講評②
- レポートの講評③
- 総括
教科書
履修者の研究テーマに応じて適宜決定する。
参考書
授業内で随時指示する。