史料講読演習(アジア・日本史系)

文学部 - 史学科

HHT52212

コース情報

担当教員: 川村 信三

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

40%

授業参加

40%

レポート

20%

その他

必修課目の演習であるため,欠席は原則として認めない。 上記パーセンテージは,欠席2回未満のものにのみ適用する。 10分以上の遅刻は欠席扱いとするので十分注意すること。

0%

詳細情報

概要

本プレゼミの対象者は,前期に史学教養演習を履修し合格した学生である。 前期に整理した時代を中心に,具体的に刊行史料(印刷された史料)を読んでいく。『信長公記』全15巻を1巻ずつ発表者に割り当て,解説と史料背景の発表実演をおこなう。発表者は,『信長公記』のテキストからみちびきだされた歴史事項を選択し,『史料総覧』などによって関連史料を検索し,『大日本史料』のテキストに実際にあたって,引用史料解説とテーマ(Issues)説明をおこなう。 学生の発表が中心となるため,欠席はみとめられない(二回以上の欠席をもって単位修得不可とする)。 また,くずし字体の史料解読の初歩を学ぶ工夫をとりいれる。 さらに,東西交渉史(日葡・日西・日伊)およびキリシタン史に興味を持つ学生には特別の研究導入(語学修得・史料問題)を並行しておこなう。

目標

刊行された(活字となった)史料を読みこなすこと。

授業外の学習

プレゼンテーションの準備は必須。 プレゼンの担当者(発表者)はその準備として120分程度をあて,その他の参加者はテーマに即した課題図書の講読および理解にのために120分程度を確保すること。また,復習として,発表者は120分,他の参加者は内容の整理,および各自のテーマ深化のために120分程度を必要とする。 したがって,発表者,他の参加者ともに授業外の学習時間を一回の授業あたり4時間確保すること。

所要時間: 240分

スケジュール

  1. 研究導入
  2. 発表(1)『信長公記』首巻
  3. 発表(2)『信長公記』一,二巻
  4. 発表(3)『信長公記』三,四巻
  5. 発表(4)『信長公記』五,六巻
  6. 発表(5)『信長公記』七,八巻
  7. 発表(6)『信長公記』九,十巻
  8. 発表(7)『信長公記』十一,十二巻
  9. 発表(8)『信長公記』十三,十四巻
  10. 発表(9)『信長公記』十五巻
  11. 総合発表会
  12. 総合発表会
  13. 総合発表会
  14. 総合発表会

教科書

テキストについては初回に提示する。

  • 演習 古文書選 様式編,古代・中世編,近世編

    著者: 日本歴史学会編

  • 新版 古文書学入門

    著者: 佐藤進一

    出版社: 法政大学出版局

  • 信長公記

    著者: 奥野・岩沢 校注

    出版社: 角川ソフィア文庫 (絶版につき,研究室備え付けのものを貸し出す)

参考書

書籍情報はありません。

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