歴史学教養演習(ヨーロッパ・アメリカ史系)
文学部 - 史学科
HHT52013
コース情報
担当教員: 山本 成生
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
レポート
その他
欠席を4回した場合は不合格となる。
詳細情報
概要
この授業は「西洋中世史」の分野で卒業論文の執筆を目指す史学科2年生をおもな対象として,この学問分野に関する基礎的な知識・技術の体得と,各自の研究テーマの絞り込みを目指す。具体的には,ⓐ 基本文献の確認(概説書,研究入門書,各分野の必読研究書,辞書・事典,インターネット上の情報源等),ⓑ 史学史(この学問はいつ頃から始まったのか。その担い手はどのような人物で,どういった問題関心から研究をおこなったのか等),ⓒ 西洋中世史の研究手法(邦語の学術論文・研究書から学ぶ)などが学習の対象となる。また,これと平行して履修者自身の研究テーマについての発表・議論・指導もおこなわれる(夏季休暇中に合宿形式でおこなう可能性がある)。
目標
(1) 日本における「西洋中世史」という学問分野の成り立ちや現状を説明できる。 (2)「西洋中世史」研究における研究テーマや研究手法の特徴を説明できる。 (3) 学問的な状況を踏まえて,適切な研究テーマを自ら設定できる。
授業外の学習
まずこの授業は「講義形式」ではなく,学生の調査・発表が主体の「ゼミ形式」でおこなわれるため,履修学生の主体性や積極性が求められる点を留意されたい。例えば,報告担当者は,配付レジュメ(A3両面×3~5枚程度)を用意し,パワーポイントのスライド,発表原稿が求められる場合もある。これにリサーチの時間が必要となる。報告者以外は,討論に参加できるよう疑問点などをまとめておくこと。 授業1回あたりの学習時間の具体的な内訳※: ・予習(180分以上):高校世界史の教科書,指定参考書,Web情報等で該当回のテーマや関連事項を調べて,ノート等にまとめておく ・復習(60分以上):授業内容をノート等に整理する。さらに疑問点や発展学習を自分で考え,参考資料を検索・読解し,そこで分った点を前記のノートに付け加える ※ 時間内訳と予習・復習の内容は,各回の進行状況と教員の指示により変更される可能性がある
所要時間: 授業1回あたり240分
スケジュール
- ガイダンス(自己紹介・現時点での研究テーマ・これまでの学習状況) ※ 履修者の状況や授業進行により,各回の内容が異なる可能性がある ※ 授業外に個別指導がおこなわれる
- 「西洋中世」を説明する①(学生報告)
- 「西洋中世」を説明する②(学生報告)
- 図書館/ICT実習(講義)
- 「西洋中世史」の基本文献①(学生報告)
- 「西洋中世史」の基本文献②(学生報告)
- 「西洋中世史」の基本文献③(学生報告)
- 「西洋中世史」の史学史(講義)
- 「西洋中世史」の研究ツール
- 個別研究の紹介とディスカッション①(学生報告)
- 個別研究の紹介とディスカッション②(学生報告)
- 個別研究の紹介とディスカッション③(学生報告)
- 個別研究の紹介とディスカッション④(学生報告)
- 自身の研究テーマ・課題の発表(学生報告)
教科書
開講時に指示する。
参考書
授業内で随時指示する。