歴史学教養演習(アジア・日本史系)

文学部 - 史学科

HHT51914

コース情報

担当教員: 大川 裕子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

40%

その他

発表のためのレジュメの提出が必要である。授業評価は,レジュメの内容・発表の仕方・質疑応答の積極性,他者の報告への質問・意見などから総合的に判断する。

40%

詳細情報

概要

中国前近代史を研究するための基礎的な知識・方法を学ぶ(辞書,先行論文の調べ方等)。具体的には,教員が指定する中国前近代史に関連するテキスト・論文をもとに,担当者が内容をレジュメにまとめて報告し,それに基づいて内容確認,再検討すべき問題点,注目すべき歴史視点などを確認していく。また,各自関心のあるテーマに関する先行研究を探し出して内容を報告し,自分が行おうとしているテーマの妥当性,可能性についてゼミメンバーと意見交換しながら探っていく。

目標

①中国前近代史の研究に必要な基礎知識いや研究調査能力を身につけることができる。 ②自身の研究テーマを絞り込み,卒論作成にむけて準備を進めることができる。

授業外の学習

【予習(120分)】課題については,先行研究の内容理解,論文の読解など十分な時間をかけて丁寧に準備することが必要である。 【復習(80分)】授業内の討論を通じて受けた指摘について調査し理解を深め,自身の研究に活かせるようにす

所要時間: 200分

スケジュール

  1. イントロダクション:授業の進め方 ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
  2. 研究に必要な基本資料の紹介と活用方法① 教員による解説
  3. 研究に必要な基本資料の紹介と活用方法② 受講生による資料検索・その成果報告
  4. テキストの精読・報告と質疑応答①
  5. テキストの精読・報告と質疑応答②
  6. テキストの精読・報告と質疑応答③
  7. テキストの精読・報告と質疑応答④
  8. 各自の研究テーマに関わる先行研究の紹介①
  9. 各自の研究テーマに関わる先行研究の紹介①
  10. 報告と質疑応答①
  11. 報告と質疑応答②
  12. 各自の研究構想報告①
  13. 各自の研究構想報告②
  14. 春学期のまとめ

教科書

第3回~5回まで指定したテキストをもとに授業を進めるので,以下の書籍を手元に用意しておくこと。その他の必要資料について,その都度授業内で配付する。

  • 『江南の発展ー南宋までー』(シリーズ中国の歴史②)

    著者: 丸橋充拓

    出版社: 岩波書店,2020年

参考書

授業の進行に即して,適宜紹介する。

  • 『中国歴史研究入門』

    著者: 礪波護・岸本美緒・杉山正明編

    出版社: 名古屋大学出版会,2006年

  • 『中央ユーラシア研究入門』

    著者: 小松久男・荒川正晴・岡洋樹編

    出版社: 山川出版社,2018年

  • 岩波講座 世界歴史 『第5巻:中華世界の盛衰 ~4世紀』 『第6巻:中華世界の再編とユーラシア東部 4~8世紀』 『第7巻:東アジアの展開 8~14世紀』 『第10巻:モンゴル帝国と海域世界 12~14世紀』 『第12巻:東アジアと東南アジアの近世 15~18世紀』

    著者: 冨谷 至/荒川正晴/弘末雅士

    出版社: 岩波書店,2021~22年

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